「ミリカ様、それは・・・?」
ミリカは、色んな種類の酒を数本両手に抱えてシャリルの元に持ってくる。
「んっとねぇ~~これはねっ? 人間の死体の腕を切りつけて、絞りとって流れ出た血をお酒にまぜまぜした物何だよぉーー」
ミリカは今作った物を説明する。
「シャリルちゃんも、アンデッド何だしさあっ! これを飲んだらあーー凄く美味し~~と思って作って見ましたっ♥」
「そんな・・・私の為に勿体なき栄誉を有り難う御座いま~~す、ミリカ様あぁ♥」
人間の血液と酒を混ぜた物を前にして、ミリカとシャリル達は、キャッキャと喜ぶ。
「うふっ♥ 喜んでくれて、こっちもウレシーーーー♥ じゃあ早速チュッパッ♥ ゴッゴッ♥」
口の中に血を混ぜたワインを蓄え。
それをミリカは、一気飲みした。
「うーーむぅ? ゴクッ♥ ゴク♥ むぅ~~む~~んっ♥」
「はんっ♥ チュッ♥ ゴクッ♥ んんっん~~ん~~んっ♥」
それから直ぐ、ミリカは酒瓶を両手にシャリルに近寄る。
そして、右手で血を混ぜた酒を飲み、左手のは彼女に飲ませる。
「ミリカ様ぁ~~~~あっそうだわぁーー? 私もミリカ様の為に♥」
シャリルは手近に有った数本の酒を頭から浴びて、それをミリカの頭にも掛ける。
「あははっ♥️ これでもっと酔って楽しく成りますよーー♥」
「シャリルちゃんっ天才いぃ~~♥」
シャリルとミリカ達は、酒まみれになって遊ぶ。
「そうだあシャリルちゃん、私の事をさあ~~? ミリカ様でもいいけどおーーお姉さまって呼んでくれないかしらあーー」
ミリカは、そう呼んで欲しいと笑顔で言った。
「ミリ、お姉さまあっ? 分かりましたぁ~~これからはお姉さまと御呼び致しまぁ~~す♥」
「うんうんっ♥ 素直で宜し~~い、ナデナデ」
ミリカは、シャリルの頭をナデナデする。
「シャリルちゃん脱ごっか♥」
「はいっ! お姉さまっ♥」
ミリカとシャリル達は、衣服に手を掛けるが。
(・・・はあぁ? それにしてもあついわね~~いくら興奮してるからってこれは暑すぎ・・・)
ミリカは気づく。
空には青黒い色が薄れ、西の方角から少しづつ明るい水色になりかかっているのに。
「お姉さまっ! 太陽ですっ! 朝日が昇る前に隠れないとっ!!」
「シャリルちゃんっ! とにかく落ち着いてっ! 私はあそこで寝ている
「はいっ! お姉さまっ! 分かりましたわっ!? アレリオーー」
「さてっ! 私もこのバカを運ばなきゃ」
テントまで、アレリオの両足首を掴み体を引きずるシャリル。
その横には、ジョージの肩をミリカが掴み、体を引っ張って歩いていた。
「もう少し、もう少しよ? アレリオ・・・今、テントに運ぶからねっ?」
「このバカっ! 何で、こんなにすんごい重たいのよっ?」
くたばっている、アレリオとジョージ達を連れて、テントに入るシャリルとミリカ達。
「はあ~~何とか間に合いましたねーーお姉さまぁ?」
「ふぅーーええっ? 本当に、助かったわ・・・」
シャリルとミリカ達はテントの幕越しに話す。
「お姉さま、こちらには簡易のベッドが有りますので、アレリオを寝かして起きました・・・そちらには何かありますか?」
「同じ物があったわ、はあーーもう少ぉーーし、貴女と楽しみたかったわぁ・・・」
シャリルとミリカ達は、互いのテント内の様子を伝え合う。
「お姉さまっ! その不満はパートナーと一緒に解消しましょうか」
「そうねよぇ~~二人共ぉ? 今は爆睡しているし、少しいたずらして上げましょうか、私達が助けたんですもの少しくらい良いわよね」
シャリルが思い付いた不満解消法を、ナイスアイデアだとミリカは思った。
「ではっ! お姉さま、私はアレリオをっ!」
「私は、ジョージをいたずらするわ?」
シャリルとミリカ達はそう言って、それぞれのパートナーにいたずらする。
「さてとっ! 取り合えず貴方と私の服を脱がし・・・駄目だわっ・・・眠いわ・・・すぅっ? すぅ~~すぅ~~・・・」
酔い疲れていたミリカは、ジョージの横で眠ってしまった。