今日はダンジョンへ行くことにした。
コルビアは東区にあると言っていたが・・・歩いて行ってみることにしよう。
4人には休みをあげた。というのも、ここのダンジョンは虫が多いらしいと言ったら行きたくないと言うので休みにした、というわけである。
まぁ女の子はだいたい嫌いだよね。
中央広場から東に向かい、ダンジョンに辿り着いた。
やはりここも同じか。プメール、ドミルコと同じような遺跡のダンジョン。
ー1階層目。
ワームだ。
イメージ的には砂漠にいる強大なものを想像するんだが、こんな小型もいるんだな。
これが成長して大型のワームになるのか、不思議だ。
粘着質の糸を吐いてくるが、速攻でファイヤーボールを打ち、どんどん奥へと進む。
ボス部屋へ一瞬で到達。入ることに。
これは、さっきのワームと比べると3倍近く大きい。
ースキル『地歩識握』
ロックワーム、皮膚が甲羅のように硬く粘着性の糸を吐く。魔法耐性がある。
なるほど。魔法が効かないというわけか。
それなら、剣で攻撃するまで。
ファイヤーボールで気をそらしつつ、剣で攻撃だ!
カキンっ!
あぁ、そうだった。皮膚が甲羅のように硬いんだった、か。
どうしたものか・・・。
魔法耐性があるだけで物理攻撃は効くんだろうか、試してみよう。
「ストーンブラスト!」
お、効いているようだ。それなら。
「ストーンフォール!」
石を落下させて動きを封じる。上手くいったな。甲羅のすき間から攻撃しよう。
「ストーンエッジ!」
ロックワームは消滅した。
よし、上手くいったみたいだ。
さて、戦利品はと。
赤の魔核とそれから、ロックワームの糸、甲羅か。
この甲羅は硬かった。装備に役立つかもしれない。
ー地下1階層。
今度はサソリか?
ースキル『地歩識握』
ピード、小型のムカデ。毒がある。
なるほど。毒があるのは厄介。だが、ファイヤーボールで一撃だ。
奥へ奥へと進みこの階のボス部屋に入る。
これはさっきのムカデよりもでかい。
ースキル『地歩識握』
センチピード、巨大なムカデ。生命力が強く、頭を潰すまで動き回る。毒がある。魔法耐性がある。
え!?頭を潰すまで動き回る!?きもい、みんなを連れてこなくて正解だったかもな。
それに毒もあるし。毒耐性が有ればいいんだが。
あ、でも俺はスキルで不死身になっているし意味ないか。
とりあえず頭を潰そう。
「ストーンフォール!」
「ファイヤーストーム!」
びっくりするぐらい早く倒せた。戦利品はと・・・。
赤の魔核、センチピードの頭、毒の瓶。
毒の瓶か・・・何に使えるかよくわからないがもらっておこう。
今日はここまでにしよう。
みんなが待っているかな。
俺はダンジョンを後にし、テレポートで宿に帰った。
みんな帰ってない様子だ。
どこに行ったのだろう。
ースキル『ディテクト』
うーん、あぁ、いた!
なんだ酒場か。我慢できずに行ったのか。
俺は酒場へ行きみんなと合流。
宿に帰り、ぐっすり眠った。
いつもはみんなと行動していたから、久々の1人もいいものだった。