美しい年上の寵妃に唇を指先でなぞられて、顔が赤くなるナジュ
「あ、あああのお」ワタワタと落ちぬかぬナジュサアナ
まだ 楽し気に麗しき寵姫が ナジュの唇に触れて 楽しそうだった。
「火遊びも楽しそうじやが そうなると 妾も、そなたも ただでは済まぬ…か…」
「そうじや、もう一人の妃も神殿に来ている
捕まらように…早めに退散する事じや…危険かも知れぬ」
「あれは そなたを…ナジュサアナ
予言の傾国の美人に その美貌に嫉妬して憎んでおる・・」
「え?」 意味がわからず きょとんとしているナジュ
「ではまた ナジュ ふふっ」
寵妃は妖しい妖艶な笑みを浮かべて、離れた位置にいたお傍付きの者達と
共に立ち去った。