だが、運悪く、ナジュ、ナジュサアナは彼に嫉妬する
寵姫の一人に捕まってしまったのだった
ナジュは腕を両方から寵姫の傍仕え達に捕まれ
絶対絶命かも・・
「ほほほっ 全く こんな処で何をしているのかしら
ナジュサナア」
傍に来て ナジュの顔を覗き込む
「本当に腹立たしい程に綺麗な整った顔 海のような青い瞳に黒髪」
果実用のナイフを手にナジュの頬に何度もあてる
「や、やめて下さい どうかお許しください」
「奴隷の身分でこんな処、王族や高位の貴族に来る場所に来るなんて
なんと罪深いこと くくっ」寵姫の一人
「元の顔が分からないように切り傷を作ってもいいのだけれど・・」
「そうすれば 王の逆鱗に触れそうね」冷たい凍り付くような笑顔の寵姫
「お前を助ける為に あれほど手をつくされた・・だけど」