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第28話 小さなナイフを持つ悪意の寵姫の1人

だが、運悪く、ナジュ、ナジュサアナは彼に嫉妬する

寵姫の一人に捕まってしまったのだった


ナジュは腕を両方から寵姫の傍仕え達に捕まれ

絶対絶命かも・・


「ほほほっ 全く こんな処で何をしているのかしら

ナジュサナア」


傍に来て ナジュの顔を覗き込む

「本当に腹立たしい程に綺麗な整った顔 海のような青い瞳に黒髪」


果実用のナイフを手にナジュの頬に何度もあてる

「や、やめて下さい どうかお許しください」


「奴隷の身分でこんな処、王族や高位の貴族に来る場所に来るなんて

なんと罪深いこと くくっ」寵姫の一人


「元の顔が分からないように切り傷を作ってもいいのだけれど・・」


「そうすれば 王の逆鱗に触れそうね」冷たい凍り付くような笑顔の寵姫


「お前を助ける為に あれほど手をつくされた・・だけど」



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