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第6話 「入隊」

「第十二区から、七区へ。当該地域の観測データを送ります」


「良いよ。こっちは予定進路を進んでるよ」


 僕から確認できる位置でも、彼女のムクが予定通りローゼス内を進んでいる。事前の作戦通りだ。彼女にしては素直な立ち上がり。


 ……これは、真正面から叩き潰す気だな。よほど連中の口先が、気に入らなかったと見える。


了解オーバー。偵察ドローンからの警報です。当該地域に三機のロールRフッドFと思われる反応を検知いたしました。進行経路及び、速度により、敵性と判断いたします」


了解アイコピー。敬語無しで良いよ。始める前に言うべきだったね」


了解オーバー。観測結果から、敵機は統和国軍、大型重機体ロールフッド。ヘルム三機と判明……」


「んっ、分析結果も言わないとダメだよ。イルマはそう言ってたよ?」


「し、失礼いたしましたっ、スラスターのスペクトラム反応からの分析。で、ございます……」


 覚えてたか。まあ、僕と一緒にやったもんな、オペレーション訓練。敵性対象物に関する情報は、できるだけ正確に、詳細に、手短にが、原則だもんね。


 ペーパー通信士なら上手い方だけど。インテリオルさんも、筋は良いけど少しまだ肩に力が入ってるな。初めてのチームだからなぁ、しかたないか。


了解アイコピー……作戦をプランBに変更。ビルの上から母艦撃っちゃうね」


「え、上からでございますか!? お、お待ち下さいませ。はい、ええ。射線は通っておりますけれど。お手持ちのレーザー・ライフルの性能では、この距離で有効打は、とても見込めそうに……」


「ゴメン、もう壊した」


 やりやがった。連射を考慮しない、射程と威力を使用限界ギリギリまでフルチャージされたレーザー火線が、敵母艦の動力部だけを正確無比に撃ち抜いて、一撃で大破炎上させた。


 呆気に取られた後、火がついたみたいな勢いで敵機ヘルム三機が、急いで身を隠そうと動いている。


 普通はあの距離から一撃とか、絶対に無理なんだけどなぁ。そっかー、壊しちゃったかー……。


「右……かな。うん。当たった」


 続いて一番右のヘルムが一機。ムクよりずっと分厚いはずの曲面装甲を持つ機体が、装甲の隙間を差し込まれたように二発。レーザーを食らって、面白いくらいに爆散した。


「向こうも撃ってくるかな。十一区に移動するよ」


「嘘……こんな、呆気なく、我が国のヘルムが……」


 彼女が移動した直後、先ほどまでムクが射撃体勢を取っていた場所が、敵機ヘルムのレーザー弾幕によって蒸発した。


 しばらくして十一区の地域に、大きな円形シールドと、実体剣マテリアル・ブレードを構えた敵機ヘルムが二機現れた。


 円形シールドからは、敵のレーザーを防ぐ青白いパルス波が常に出ている。実体剣マテリアル・ブレードは十メートルの機体が使うには、かなり大型のグレート・ソード形状だ。大型でパワーと重量のあるヘルムでなければ、使いこなせないだろう。


 あれ良いな。マドナグにも一本か二本欲しい。手元の端末で資料を見てみる。ふむ。耐レーザーコーティングも施してあると。


 マドナグなら、大型ナイフみたいに投げて攻撃できるし、極端な長期戦でも無い限り。悪くない装備だね。


「お前も抜けぇ、クソガキィイ!!!」


「ゴメン。抜くまでもない」


 相対距離一五メートル。終わった、完全に。もうそこはの間合いだ。


 乗り手の怒りを示すように、ヘルム二機が急速にブースターを吹かして、リアのムクに斬りかかっる。


「か、かわして下さっ!! ……えぇえ!!?」


 リアは先にライフルを上に放り投げると、ヘルムの腕を振り下ろされる前に、ムクの両手でガッチリ抱き込んで、ぐるんとヘルムごと振り回すように、その場で半回転した。


「なっ……しまっ!?」


  リアのせいで半回転したヘルムの実体剣マテリアル・ブレードが、近くにいたもう一機のヘルムに刺さり込む。


「あぁっ……へ、ヘルムが!?」


 構えていたシールドごと、深く動力部を貫通している。あれじゃ簡単には抜けないだろうな。


 火花を散らせてがっくりと膝を付き、実体剣マテリアル・ブレードが食い込んだヘルムは機能を停止。完全にリアに動きを読まれて、利用された結果だね。


 リア用のOSはマニュアルがメインだ。彼女は各部の反動制御ですら、神業なんて言葉が足元にも及ばないような、絶妙な感覚で操縦をこなしてしまう。


 接近戦の相性は最悪と言って良い。どこまで言っても大味で小回りの利かない大型機ヘルムでは、リアの乗るムクについて行ける訳が無い。


「バーニア制御だけに頼りすぎ。それじゃ平地人フラット・ランダーだよ」


 落ちてきたライフルをノールックで受け取って、実体剣を手放して、殴りかかってきたヘルムの頭部を正確に撃ち抜いた。ロールフッドのVRシュミレーションは、リアの完全勝利で幕を閉じた。



◇◇◇



 こうなった経緯は単純だった。リアが僕のムクを貸し出す事を、絶対拒否したからだった。


 艦内の監視カメラで確認したけど、ドルムのロールRフッドFパイロットたちは、かなり横柄な態度でチゲさん達に、僕のムクを使わないなら貸し出せと、要求して来たようだ。


 たまたま見かけたリアが、パイロットたちと口論になって、さらに通りがかったインテリオルさんがパイロットたちに、平手打ちを一発づつ、鼻血が出るほど、ぶちかましていたらしい。


 まあ、彼らの気持ちも分かる。戦える技量があるのに、愛機が使えないのは辛い。しかし、仮にも命懸けで助けられた相手にあまりにも情けないと、インテリオルさんは半泣きでパイロットたちに訴えていた。


「御託は良い、シュミレーター訓練で、あたし1人に勝てたら良いよ」と、リアは言ったらしい。今度はむしろ、その向こう見ずな態度が少し心配されて、三人のパイロット。ルーベンス。アメリア。ジェイクさんが僕に謝りつつ、相談してきた。


 みんな、なまあたたか〜い顔を浮かべていて。VRチャンプを取った事もあるリアと、彼らパイロットの三人は訓練で対決することになった。


「相変わらず、末恐ろしいねぇ」


「チ、チートとか、じゃ……」


 青い顔をして、シュミレーターから降りてきたジェイクさんが、端末でムクの操縦ログを閲覧し始めている。


 彼自身でも分かっているのだろう。チートどころかオートすらほとんど入って無い。彼女が、ただの人力チーターでしかないのだと。


「悪く無かったけどやっぱり予想通り、大味な動きに慣れすぎだよね。イルマ?」


「そうだねぇ。ちょっと機体のへきがパイロットに付きすぎてる。技術的に高い国に、良くありがちな、上手くない流れだよ」


 統和国技師の皆さんは、目の色変えて何かブツブツ言いながら、リアとイルマさんの感想を一言も漏らさないとでも言うように、端末でメモしている。


 リアの通信オペレーターをしてくれたインテリオルさんも、端末を操作して、さっきの戦闘を何度も映像で確認して目を丸くしている。気持ちは分かるよ。こんなの動画投稿サイトでも、そうはお目にかかれないもの。


 実際。トータルスペックは、ムクよりヘルムがずっと上だ。ムクが勝っているのは、装甲可動域の柔軟性や、追従性。消音性と機体本体の軽量さ、つまり問題点は。


「スペック上の推力とパワーは素晴らしい。ちゃんとパイロットとレスポンスも合わせてるんだろうけど、姿勢制御や重装甲とのすり合わせ、パイロット操作との追従性に、甘い部分があるってところかな、リア?」


「うん。大人数で一斉に襲いかかるなら、装備を含めて今のままが、むしろ良いのかもだけど。一対一だと、少し、露骨かな……」


「お釣りが多いんだろうな。絶対にパワー負けしないってのは、仮に同等の技量なら、すげえ優位なんだろうけど……」


 カニンガムさんも鋭い意見を出して、スーズさんも先輩も頷いている。僕も同意見だ。ただ……。


「でもヘルム君は、ちょっと可動域が素直過ぎると思う。一目見ただけで、あっ、この子、ここは動けないなって、分かっちゃたし……」


「な、なるほど……!」


 そう。最大の問題点はリアの言う通り、重厚な装甲構造そのもの。視覚的な威嚇効果はバッチリだけど、どこが動いて鈍いか、パッと見で少し分かってしまう。


 戦闘において、どこが弱点か露骨に見えてしまうのは上手くない。まあ、今回のケースはあくまで操縦と実戦に関するだけの、細部ミクロな視点の意見にしかならないのだろうけど。


 心当たりがあるのか、パイロット三人も技術者さんたちも納得してくれたようだ。今後の改善に生かされると良いね。


「き、貴重なご経験を、大変感謝いたしますわ。えっと、お嬢様は、一体、そのぉ……?」


「ホビーシュミレーターやらせてしばらくしたら、ずっとこんな感じでね。実機はアローとしか、乗せた事が無いんだけどねぇ?」


「だって、ムク君に拗ねられたく無いもん!」


「まぁ、それは、実機はこうは、行かないのでしょうけれど……」


 アメリアさんの言いたいことは分かる。操縦センスだけと、兵士としての総合的な能力保全パフォーマンスは別物だ。


 実際。実機で行うには、機体自体の稼働率……部品一つ一つのロスが、彼女の操縦について来れない気がする。


 それに、まだ13歳の女の子だから、単純に少し操縦席や、管制コントロールアームのスティックも合わないし、長時間の操縦は肉体的限界マン・ポイントだって、耐えられないと思う。


「ま、兵卒になるかどうかなんざ、ずっと後の話さね。今は私の可愛い可愛い自慢の愛娘さ」


「もう、恥ずかしいから止めてよイルマ〜!」


 僕も、リアが人を撃てる子だとは思えない。贔屓目抜きでだ。彼女リアはきっと、この宇宙に愛されている。この銀河で一番。自由な子だ。


 戦うべきで無い兵士離れした、天に愛された子。イルマさんはそんなふうに、リアを眩しそうに溺愛して、いつも見守っている。


 守る。か……。


 漠然と思ったけど。そろそろ僕も決めないといけない。戦艦がうろついている宙域を航行しているんだ。マドナグを駆る事について、イルマさんに今後を相談しようと、僕は決心していた。



◇◇◇



 艦内の九番格納庫。最も古い倉庫として今は使われている場所に、僕は初めて足を踏み入れた。格納庫内は思ったより物が無く、がらんとしている。むしろこれは……。


「よう、来たね。この親孝行者ぉ」


「もう。飲んでるんですか、イルマさん?」


「ははっ……古馴染みと一対一サシで、一杯やってただけさ。なぁ?」


 高いウイスキーを引っ張り出して来たらしい。ロックでグラスに注いで、がぶがぶ飲んでいる。お酒臭い。彼女は機嫌良さそうに、グラスを掲げた。


「……それは?」


「ラクティスって機種。ムクのご先祖様みたいな機体RFさ。もうコイツしか、ほとんど残ってないだろうけどね」


 目の前にワイヤーで固定されて、跪いている機体RFが一機。どこかムクに似ているパーツで構成されている。


 塗装が剥げ、装甲にも錆びが目立つけれど、足元にしっかり整備されているロングレーザー・ライフルも固定されていて、まだどこか戦えそうな迫力を感じる。


「悪いけど、コイツの座席に座らせてくれないか、久々に乗りたいんだよ」


「動かすの?」


「ちょっとだけな。乗せりゃ分かるよ」


 少し周囲は暗いのでペンライトを咥えて、何度も世話したように、一気にイルマさんの腰を握り掴んで抱き上げた。膝から下が上手く動かないイルマさんは、いつも通り。哀しいくらいに軽かった。


「ありがとうよ。持つべき者は孝行息子だねぇ。あっという間に大きくなってさぁ。もっと、ゆっくりでも良かったのに……」


「はいはい。それで、どうするのさ?」


「こうするんだよ。サブシステム、整備モード。始動、っと」


 暗い中、イルマさんが手慣れた様子でコンソールのスイッチを操作すると、機体と連動して周囲のライトも点灯していく。


「これは……」


 写真だ。ドッグタグや、手紙も多くコックピットに張り付けてある。見ると、座席にはびっしりと、様々な名前が書き込まれている。


「ここがこの艦と私の心臓。魂の場所さ。……昔話をしようかい。志願兵バカ息子


 イルマさんは語ってくれた。自分はかつて名うての傭兵ランカーエースだったこと。十四歳の頃に、一機のラクティスと共にローゼスを飛び出して、各地を転戦して戦場を渡り歩いていたこと。


 十五歳の頃に、今は欠番になっている傭兵ランカーエースランク30トリニティとして、兵士として栄光の座についた事。


 そして、十六歳の頃に最愛の夫と、戦場で死別した事も。全部、すべて。


 たった2年間。望むだけの熱を捧げて、落ちていく流れ星のような、あっという間の日々の数々。


 パイロットとしては、円満幸福に除隊できたと、動かなくなった膝先をもみながら、僕に語ってくれた。


「この子の名はステイゴールド。見せるつもりは、一生無かったんだがね……」


「…………そう」


「いやぁ、負け戦ばかりだったよ。勝ったのなんて最後の一回くらいで、くだらないもんだったさ。好きに生きて、好きに死んでく奴らの横で、いつの間にか私だけ生き残ってた。いつの間にか、涙の流し方も忘れて……」


 透明な顔。だけど、どこか誇らしそうで。


「そんな時に、お前を見つけた」


 覚えている。灰色の空。硝煙の匂い。血だらけのイルマさん。むせるだけの僕。無線から繰り返されて、耳に障るグリント・シーカーとか言う名前。


 不思議だった。まるで、助けられた僕が救ったみたいに、彼女は僕に……。


「報われたと思ったね。初めて人生で、本当に勝ちきったと思えた。久々に、本当に久々に泣けたよ。……それでもね。それでも、未練たらしくコイツを残しちまってる。戦い続ける喜びを、どこか忘れられねえのさ」


 コックピットの中を見てみる。おぞましい乾いた血が付着して、何が写っていたのか分からない写真。真剣な表情で訓練している写真。みんなで雨の中、マズそうなレーションを食べて、賭け事をしている写真。


 黒く歪んだ写真は、死神みたいな機体RFの列を荒野で写しているのに。一機だけ。撮影しているであろう、陽気な子供たちと同じように、手を振り返している。


 そして、軍服の牧師が執り行っている。結婚式。リアそっくりの女性が、顔の部分がちぎれた写真の男性と微笑んでいる。


 さらに、僕が覚えている写真。生まれたばかりのリアを抱く、僕自身の写真もあった。


 哀しき戦士たちと人生。きっと消し去る事なんて、できない。嵐の中で、輝いていた日々の数々。


「後悔するやつは、なに選んだって、どこ言ったって後悔する。だから、自分と他人の軸を感じ続けて生きると良い。アロー・イルマ義勇兵バカ息子


「…………っ、了解、しました。……母さん」


「……輝かしき黄金の支柱たる兵卒に、栄光あれ」


 まだ、上手くできない敬礼を、母に捧げる。

 僕が彼女の前で母と呼んだのは、これっきりで。


 その日から、僕は彼女の戦士へいしで、リアを守る流れ星の一つになった。




────────────────────────────────


 今回のまとめ。

 リアちゃん無双。Icopy(アイコピー)は、可愛い。

 統和国のヘルムとシュミレーションで一戦。まさかの圧倒。感想戦へ


 アロー君正式に入隊。イルマさんの過去も、少し明らかに。


 まさかのリアちゃん無双。操縦センスだけなら、ラスボス含めてブッチギリの常にトップタイなんです。アロー君は負けないように、必死に操縦覚えたんです。だからかなり角度の高い技量を持ってるんですよ。


 もっとも、向こうもプロなので、再戦したら流石に無傷とはいかない可能性もあります。長期戦で粘られれば粘られるほどシュミレーション上でもリアちゃんは不利です。


 仮にヘルムチームの二人とリアちゃん。アロー君と、イルマ・コンツェルン所属の二名でシュミレーションを行うと、リアちゃんチームの勝率は4割以下でしょうね。それくらい良く知らない他人に合わせるのが、リアちゃん経験不足なんです。


 アロー君やシデン君は逆に、そこが非常に上手くて、カニンガムさんも自分以上だと、常に太鼓判押してます。


 逆に、イルマ・コンツェルン二名とリアちゃんだと、勝率は8割強でしょう。


 劇中でもお書きしましたが、高い戦闘力を持つからって、誰でも戦士になれるか、と言うとそうでは無いのが今作です。今後も彼女なりの、戦場との付き合い方を模索していきます。


 モビルスーツはパワーじゃない、機動性だ!!

このセリフ。好きなんですけど、言った人はあっさり撃墜されちゃったんですよね。人ごとなのに涙が出ちゃう。


 でも後の作品ではちょくちょくお名前を拝見するんですよね。ロンメル隊長。疑いようもなくエース様です。


 さて、入隊のシーンはアニメry(4回目)。


 君はいくつ見つけられたかな?

 あらしのー中でかがやいーてそのぉー夢をーあきらめない、で! 親友が好きでしてね。


 Icopy(アイコピー)とか、字面や音声が可愛いですよね。NHKで放映されていた、プラテテスが元ネタです。今作はそこそこ影響を受けています。もう一度見たいですね。どこかで再放送してくれないかな。


 先に少し申しまして、かのシェイクスピアは、他の作者様方から、我々の羽根で着飾ったカラスと標されたという……(うろ覚え


 飛んでやりますとも、なにせ現役レイヴンなので。お後が宜しいようで。


 あと1分だけお時間を下さい。面白かったと思ったり、続きに期待ができると思った方は、フォロー&★★★レビューで応援をお願いします!


 以下その方法と、いつもの主人公「アロー」君と今回は「リア」ちゃん、「マドナグ」の一言と、次回予告です。


 PC版の場合は、次の手順です。


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 3・★を付与する。★★★3つだと、とても嬉しいです。実際に、泣いたほど喜んだ事あります。


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 アロー「流石というか、向こう見ずと言うか……」


 リア「だって、馬鹿にされてるみたいで、悔しかったんだもん!」


 アロー「お前怒るといっつも御託は良いって、言い出すもんな。イルマさんみたいに。では、今回も応援よろしくお願いしますね〜👋(ふりふり)」


 インテ「よろしくね〜👋(ふりふり)」


 マドナグ「👍️(無言のサムズアップ)」


 次回は小惑星帯で、最も大きな準惑星ケレスへ、彼らがどう普段ロールフッドや艦船を使っているか、その一旦が垣間見えます。マドナグも正式に機種登録へ。スペックも一応明らかに。


 ですが、不穏な気配が……?


 次回「告白」……少女の愛は、求める心。そして、わがままな恋は、夢見る心。

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