にゃん民: なーべも異世界に行くのかと思った
にゃん民: いきなり呼ばれても困るだろw
にゃん民: びっくりしたぜ
にゃん民: なーべちゃんどうなった?
「みにゃさん、私も気になりますにゃ。なーべちゃんは今どうなってるんですかにゃ?」
すると、ルナの頭の中にかすかな声が響いてきた。
『ルナちゃん、聞こえる?なーべだよ!』
「うにゃっ!なーべちゃんですにゃ?」
『どうやら私の意識だけが、異世界に来たみたい。リアルの私はキッチンでスマホ見てたはずなんだけど、不思議な感覚だわー。』
「すごいですにゃ!これがコラボスキル……二人の力がひとつに!」
にゃん民: 意識コラボかよ!
にゃん民: テレパシー的なやつ!?
にゃん民: これでなーべちゃんのスキルが使えるのか?
『ルナちゃん、私の料理スキルが使えるみたい。ほら、VTubeスタジオを開いてステータス見てみて。』
ルナはVTubeスタジオを開き、ステータス画面を見る。
「スキル欄に<熊城なーべ>と書いてあって、その下に『熊鍋調理』ってスキルがあるにゃ!」
にゃん民: 熊鍋調理www
にゃん民: 新スキルきた!
にゃん民: これで料理作れるのか!
『そうそう、これでドワーフさんたちに食べ物を振る舞えるんじゃない?』
「よし!押してみますにゃ!」
ルナが「熊鍋調理」スキルを発動すると、目の前に巨大な寸胴鍋が現れた。
空中から無数の食材が湧き出し、まるでなーべの料理配信を思い出させるように、ルナは自然と食材を切り、炒め、煮込む動作を始めていた。
にゃん民: すげえええ!
にゃん民: 無から肉と野菜w
にゃん民: 飯テロの予感!
ルナは集中しながら、なーべの声に従って調理を続ける。
これで飢えたドワーフたちに温かい料理を振る舞うことができるのかもしれない。