大下係長は、横目で見る。
チラッと見る。
今日も彼女の
大下係長は、バレないように見る。
小早川楓。
半年ほど前、自分の部下になった。
正式な警察官でも無いし、公務員でもない。
特殊な案件を扱う、非正規の国家公務員。
世界を
そういう
観える。
感じる。
その二つは大前提として
霊的に、、、
それが今では、EG波もかなり自在に使える
驚くなかれ、なんと
これがなんと凄いことか、、、!
でも大下係長は、その凄さを半分も理解していない。
周りが『スゴイ』と言うので、凄いことなんだと理解している。
思えば、あの女子高生との出逢いが大きかった。
ジャングルブーツを履いた、女子高生。
「あの
そう言った横乳を思い出し、揺れる思いと感心する思いを同時に浮かべてた。
横乳。
跳ねる横乳。
あぁ、横乳。
横乳がコミカルに動く理由は、“コ”の字に並べたデスクに三台のモニターがあり、それぞれを操作するキーボードも三台並んでいる。
それを椅子の上でクルクル機敏に回りながら、器用に操作するからだ。
横目で見る大下係長。
――まるで全盛期の“コムテツ”やな
54歳の大下係長は、軽快なリズムを頭の中で鳴らして視線を動かした。
絵に描いたような巨乳。
これはケシカラン巨乳。
だが、まじまじと見てはイケナイ。
そういう目で、見てはイケナイ。
どういう目でも、見てはイケナイ。
ただせさえ
加えてこの横乳、いや、小早川楓は、あの小早川警視総監のお孫さんなのだから、、、。
「係長!」
呼ばれて、自分の身体が飛び上がるのが分かった。
「どど、どした?」
取り
「12分前に上がった動画やねんけど、うちのチェッカーに引っ掛かったからちょっと確認してくれへん?」
左のモニターを
そこには、スマホで自撮りする意志の強そうな女の