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第3話 召喚された意味

王国で百年ぶりに召喚の儀式が行われた。

そして四人の若者たちが召喚された。


王は「勇者達よ!召喚に応じてくれて 感謝する。わが王国は、魔王の脅迫により苦境に立たされている。是非そなたの達の協力を頂けないか。」


四人の若者は、神より 強力なスキルと加護そして溢れんばかりの魔力を贈られ、そして、大いなる称号を与えられた。

[勇者] [聖女] [賢者] [剣豪]

一人ひとりが、王国民の千人に匹敵する魔力を纏わせている。


若者は「私たちで良ければ、微力ながら 力の限り戦いましょう。」と協力を申し出た。


王は「ありがとう そなた達のお蔭で王国民の多くの命が助かる。感謝する。」と。王の目から一筋の涙が頬をつたい落ちた。


王は勇者達と宴ののち、旅立つ前に王国秘蔵の聖剣をはじめ、武器・武具・魔道具を贈り別れを惜しんだ。

勇者たちは、王国民の大歓声の中を旅立った。




勇者が旅立った後の王は、真っ青な顔色と苦汁の表情で、宰相に冷たい声で命令する。


「魔王に連絡をしろ、生け贄を送った。これで約束を守ってくれ。」と・・・。


王国は、これで百年の平和を得た。



召喚の意味も様々でしょう。多分・・・。


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