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第三輪 お前だ。

冬に、向かってるんだね....


ひとり、ぼやいている。

すると、歩いている彼女と、歩く足跡。

傘で顔が隠れて見えないが、彼女のことは、

判別できた。きっと、彼女だ。

声を出せない、けど。もう少しみていたい。

たとえ、目があっちゃっても....

今の君は、俺の名前。

呼んでくれるかな?

なんて、がんかけを、白くなっていく

窓から、見つめていた。

もう、呼吸なのか、気温なのか。

わからなくなるまで、見つめていた。


何度も何度も、窓の景色を拭きながら。



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