いつの間にか、朝が来た。
俺は、いつの間にか、眠ってしまったらしい。昨日の夕方の時間がわかる、窓の前で。
昨日と同じ場所を見つめる。あの場所の足跡は
やっぱり、見られない。
窓の閉ざされているし、開けても、
足跡もない。
つまんねぇーの。
俺が。だけどさ....
と心でぼやく、俺のみのセカイで、キミのこと
思い出しながら、また。ひと眠りをした。
気づけば、時計の針は
今日の明るさを誘う、もう朝だ。
俺は1日損をしたらしい。つくづく、
虚しくて、哀しくなる。
キミが好きだ。
声すらも通りすぎるような、ちいさな
小言だった。
なん度も眠るだけ。俺のこと。