•─────•°•李雄視点•°•─────•
今日から、電車と徒歩で出勤する事になった。
まさか、家まで来るとは思わなかった。
今は龍也の家に居候中。
そして今、龍也と二人で歩いて学校に向かってる。
「なぁ、龍也今日も追いかけ回されるのか?」
「でしょね」
最悪だ……
「まるで、あの頃の私みたいですね」
ヤバッ
「悪い、嫌な事思い出させたな」
「大丈夫ですよ」
話してる内に学校に着いた。
「職員室、行くの嫌だな」
憂鬱だ……
「私がついてますよ新庄君と途軒君もね。
だから、何かあったらすぐに連絡して下さい」
「分かった」
二人で職員室に向かい「おはようございます」
と言って入った。
国光先生はまだ来てないみたいで少しホッとした。
しかしそれは、束の間の安堵にすぎない。
•─────•°•ー龍也視点ー
国光先生のせいで家に帰れなくなってしまった李雄。
休日に家まで行くなんて恐ろしい方です……
それは、れっきとしたストーカー行為です!!
当分は、うちに居る事になりました。
そして、学校までは電車と徒歩で行く事になったのです。
そして今、李雄と二人で歩いて学校に向かっています。
「なぁ、龍也、今日も追いかけ回されるのか?」
李雄に呼ばれました。
「まるで、あの頃の私みたいですね」
つい二日程前にした私の過去話。
「悪い、嫌な事思い出させたな」
自分が大変なのに優しいですね。
「大丈夫ですよ」
話してる内に学校に着きました。
「職員室、行くの嫌だな」
気持ちはよく分かります。
「私が着いてますよ新庄君と途軒君もね」
貴方は一人じゃないんですよ。
「何かあったら、すぐに連絡して下さい」
例えそれが授業中であっても……
「分かった」
二人で職員室に向かい「おはようございます」
と言って入りました。
国光先生はまだ来てないようで少しホッとしました。
しかしそれは、束の間の安堵にすぎません。
•─────•°•龍也視点•°•─────•
国光先生のせいで家に帰れなくなってしまった李雄。
休日に家まで行くなんて恐ろしい方です……
それは、れっきとしたストーカー行為です!!
当分は、うちに居る事になりました。
そして、学校までは電車と徒歩で行く事になったのです。
そして今、李雄と二人で歩いて学校に向かっています。
「なぁ、龍也、今日も追いかけ回されるのか?」
李雄に呼ばれました。
「まるで、あの頃の私みたいですね」
つい二日程前にした私の過去話。
「悪い、嫌な事思い出させたな」
自分が大変なのに優しいですね。
「大丈夫ですよ」
話してる内に学校に着きました。
「職員室、行くの嫌だな」
気持ちはよく分かります。
「私が着いてますよ新庄君と途軒君もね」
貴方は一人じゃないんですよ。
「何かあったら、すぐに連絡して下さい」
例えそれが授業中であっても……
「分かった」
二人で職員室に向かい「おはようございます」
と言って入りました。
国光先生はまだ来てないようで少しホッとしました。
しかしそれは、束の間の安堵にすぎません。
•─────•°•桜香視点•°•─────•
昨日・一昨日と龍也先生ん家に泊まり四人で色んな話しをした。
そして、僕と龍也先生は二人にお弁当を作った。
お昼休み、四人で屋上で食べる約束を
したけど李雄は来れるかな?
心配だなぁ……
僕は教室でずっと、不安なまま午前中の授業を受けていた。
「桜香」
呼ばれて横を向くと。
「透……」
「大丈夫だ」
お兄ちゃんみたいな透。
大好きだなぁ。
「有難う」
•─────•°•透視点•°•─────•
午前中の桜香はずっと、上の空って感じだった。
きっと、李雄先生を心配をしてるんだろう。
そしてやっと、昼休みになった。
「とりあえず、屋上に行こう」
「そぉだね」
俺達は弁当を持って屋上に向かった。
相変わらず、錆びた音を立てて開いく。
隣に居る桜香はまだ不安顔だ。
心なしか、歩調が早くなっているのに本人は気付いてない。
「あ、居た」
そして、龍也と李雄先生を見つけた。
「待ってましたよ」
ご丁寧に、レジャーシートが敷いてある。
「李雄……」
誰も居ないのを確認した後で桜香は李雄先生に抱き着いた。
さっきまでの不安顔と打って変わって嬉しそうだ。
桜香が李雄先生の隣に座ったのを確認して俺も龍也の隣に座った。
「腹へったな」
緊張が解れた途端に腹がへった。
「だね」
四人で弁当を広げた。
「こんな所、他の生徒や教師達に見られたら色んな意味でヤバいよなぁ……」
「ですね、とくに国光先生にバレた日には」
おい、龍也……
「恐い事言うなよ」
李雄先生が半分青ざめた。
「せっかくのお弁当がまずくなっちゃうからこの話しは終わりにしよう」
「そぉですね」
その後は、弁当を食べて龍也ん家に居る時みたいに色んな話しをした。
こぉして一週間、国光先生から逃げ切った李雄先生今日は土曜日。
今では休日は龍也ん家に行くのが当たり前になっていた。
三駅と何かと近場の龍也ん家。
今日も桜香と龍也がせっせと料理をしている。
二人は気が合うのか『あれ』『それ』で通じてる。
inキッチン
「桜香君、すみませんがあれ取って下さい」
「どうぞ」
何故わかる?
「龍也先生の所にあるそれ、貸して下さい」
「はい、どぉぞ」
だから何故わかる?
「有難うございます」
「なぁ、李雄先生」
「ん?」
「あれは、ちょっと妬けるよな」
二人のやり取りを見ているとまるで熟年夫婦のよう。
「だな」
李雄先生と二人苦笑いをした。
俺達がそんな事を思ってるなんて露ほどにも
思ってないだろう二人が料理を運んで来た。
「お待たせしました」
「何時見ても、龍也と桜香が作る飯は美味そうだよな」
「有難う」
「有難うございます」
料理をテーブルに置いたのを確認して、俺は龍也の
李雄先生は桜香の腕を引っ張った。
「え!?」
「ぅゎぁ!?」
バランスを崩した二人は当然、倒れ込む。
「ぇ? 何?」
「何するんですか!!」
桜香は何が起きたのか分からず焦り、龍也は怒った。
「悪い悪い」×2
李雄先生と二人で謝る気ゼロで謝罪の言葉を口にした。
「ぉ二人共、謝る気無しですね」
龍也が冷ややかに言った。
「何かさ、二人の息が合ってて妬けたんだよ」
龍也がクスッと笑って言った。
「あぁ、さっきのキッチンでのやり取りですか。
まぁ、お互い、作るものが
分かってましたからね使う調味料は把握してますから」
「桜香君、二人は私達のキッチンでのやり取りでヤキモチを妬いたそぉですよ」
「ぇ?」
龍也に何を言われたのかいまいち理解してないようだ。
「ぇぇとですね、先程、二人で料理しましたよね?」
「そぉだね」
ちょっとずつかい摘まんで話し出した龍也。
「その際に、調味料の名前を言わずに
通じてた事に嫉妬したそぉですよ」
やっと納得したらしい桜香はキョトンとした後で盛大に大笑いした。
「ぁはは、そんなことで二人共嫉妬してたの?
作る物は分かってたし、それに何の調味料を使うか龍也先生も
僕も分かってたからわざわざ言わなくても通じてただけなのに……」
抱腹絶倒し、目に涙を溜めて大笑いている桜香。
どぉやらツボに嵌まったらしい。
「桜香、笑い過ぎだ」
ツッコんでも笑うのを止めない。
「だって、そんな事でヤキモチとかすっごく
可笑しいんだもん龍也先生もそぉ思わない?」
話しを龍也に振った。
「ですよね」
同意した……
「じゃぁ、桜香と龍也はもし、俺と李雄先生が
二人で街中歩いてても嫉妬しないのかよ?」
「別にしないですよ」
ねぇ? 桜香君とさっきとは反対で今度は龍也が桜香に聞き
「うん」と笑顔で肯定した。