グリーンフィンガー・ピルグリム ~植物乙女と義腕騎士~
最戸あらた
現代ファンタジースーパーヒーロー
2025年04月28日
公開日
6.9万字
連載中
【お詫び】#ネオ書きコン1でそれなりに凹んでいるため、第2章開始まで、今しばらくお待ちください。必ず戻ります。NewsPicks記事を真に受けた自分が、ただ滑稽なだけでございます。
植物を操る異能「みどりのゆび」を持つ少女と、両腕を失った元「庭師」の青年。
世界を巡る旅が、二人の運命を大きく変えていく。
実在する植物をモチーフに綴られる、ボタニカル・ファンタジー!
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時は22世紀。
自在に花を咲かせる異能「みどりのゆび」を持つ人物が、第三次世界大戦を阻止した――そんな伝説から百年余り。
世界は「植物こそが平和の鍵」と信じ、国際組織VERT(ヴェール)を設立。
植物を扱う職業者は「庭師」と呼ばれ、英雄視されるようになっていた。
主人公の青年・リュッカは、VERTに所属するお人好しな緑化作業員。
しかし、地雷の事故で両腕を失い、植物に触れられなくなってしまう。
絶望するリュッカの前に現れたのは、金髪碧眼の美少女・チト。
VERTの最高権力者であり、伝説の異能「みどりのゆび」を継ぐと噂されるチトは、リュッカにこう問いかける。
「わたしと一緒に来ないか?」
それは、植物にまつわる〈異変〉や〈事件〉を解決するため、世界を巡る特例任務――チトの旅に同行する提案だった。
植物に関する文化や神話、薬効、禁忌、科学倫理に商品価値。
さまざまな思惑が絡み合う旅のなかで、リュッカは「みどりのゆび」の正体と、隠された真実に迫っていく。
異能の少女と鉄腕の青年が紡ぐボタニカル・ファンタジー、ここに開幕。