「天音先輩の秘密...」
彼女は壁に貼った写真を見つめていた。先日、四人で撮った写真だ。その中で、天音だけがうっすらと光に包まれているように見える。
「きっと、何か特別な力があるんだ...」
彼女は決意した。友達を守るために、自分にできることを探そう。
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「朝霧のために、調べておかなければ...」
彼は眼鏡を上げ、ページをめくった。
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「増してきてる...彼女の力が」
彼は目を開け、窓の外の空を見た。
「準備しないと...」
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そして、
「もっと...コントロールできるように...」
彼女は集中し、ボールをゆっくりと回転させた。
一方、隣の部屋では、晴翔が叶絵から渡された抑制装置を握りしめていた。
「何が起きても...お姉ちゃんを守る」
彼は固く誓った。
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夜空に浮かぶ虹色の