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第46話

学校を出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。空の虹色のもやは夜空でさらに幻想的に輝いている。


「きれいだね...」


美羽が空を見上げながら言った。


「悪いことばかりじゃないよ」


「でも...」


天音は複雑な表情で空を見た。


「これも私のせいなんでしょ...」


「考えすぎだよ」


蓮が静かに言った。


「今日はゆっくり休んで。明日また考えよう」


「そうだね...」


五人は校門の前で別れることになった。


「じゃあ、明日の朝10時に朝霧家で」


晴翔が確認した。


「はーい!」


美羽は元気よく手を振った。


「絶対行くからね!」


「僕も行くよ」


蓮も微笑んだ。


「私も行きます」


直人も頷いた。


「それじゃ、また明日」


五人はそれぞれの道へと分かれた。


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