学校を出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。空の虹色の
「きれいだね...」
美羽が空を見上げながら言った。
「悪いことばかりじゃないよ」
「でも...」
天音は複雑な表情で空を見た。
「これも私のせいなんでしょ...」
「考えすぎだよ」
蓮が静かに言った。
「今日はゆっくり休んで。明日また考えよう」
「そうだね...」
五人は校門の前で別れることになった。
「じゃあ、明日の朝10時に朝霧家で」
晴翔が確認した。
「はーい!」
美羽は元気よく手を振った。
「絶対行くからね!」
「僕も行くよ」
蓮も微笑んだ。
「私も行きます」
直人も頷いた。
「それじゃ、また明日」
五人はそれぞれの道へと分かれた。