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あ……ありのまま、今起こった事を話すぜ! 「白雪姫」を元にした作品を読んでいたと思っていたら、いつの間にか白雪姫がゾンビになっていた……。 な……何を言ってるか、わからねーと思うが、どうやら主人公の母親が元凶である魔女らしい……。 彼女はこの国の王にまんまと取り入って嫁ぐと、娘である主人公を辺境の公爵に嫁がせて楔を打ち込み、前妻の娘である白雪姫に魔法をかけて溺愛し始めたんだ……! しかも物語は予想外な方向へ展開を進めていく……っ、一体、この作品はどうなっちまうんだ……っ! (ジョジョ第三部のポルナレフ風にレビューしてみた)
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白雪姫を下地にした物語。 所謂一つの童話を再解釈した作品です。 童話の影にいた「姉」の視点から、新たな人間ドラマを描き出す作品です。 主人公アップルは、妹の陰に隠れて生きてきた地味な姉。 けれど、家族の歪みや社会の理不尽に抗い、時に迷いながらも自分の足で道を選んでいく姿が丁寧に描かれている。特に料理や日常の優しさを通じ、人と人との絆を結んでいく描写は本作ならではの温もりを感じさせます。 中盤からは王妃との対立や革命、出自をめぐる真実が明らかになり、物語はよりスケールの大きな展開へ――。 にもかかわらず、アップルの根底にある「人を支えたい」「誰かの希望になりたい」という気持ちは終始ぶれることなく、そこには一種の高潔さがありました。 最終話での「田舎に帰らせて頂きます」というタイトルも象徴的。 華やかな結末ではなく、自分たちの居場所を大切にする姿勢が作品全体のトーンをよく表していました。 童話を再解釈するだけでなく、家庭・社会・国家というテーマにまで踏み込んだ本作。 人によっては『静かな展開』という評価になるかもしれないが、中盤から後半までの展開は女性だけでなく、男性も胸を熱くさせる展開もあり、なおかつラストでは読者に良き読後感を残してくれます。 なお、レビュー者の推しキャラは「ハンター」。 戦略担当、寡黙、トラウマ持ち、そして片目……。 中二病的なものが好きな自分としては、そこはかとなくクスぐられました。 そう、ハンターという男は『理屈抜きにカッコイイ! マンダム!」の一言に尽きるのであるッ!
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白雪姫に姉アップルがいたという驚きの世界観に惹かれ、夢中で読ませていただきました。 アップルがスイーツを振る舞う場面では、結果ばかりに執着するのではなく、周囲の人の心に寄り添うことの大切さを改めて気づかされました。 物語が進むにつれアップル達は試練に直面しますが、それでも未来に希望を持ち続ける彼女の姿に心打たれました。 決して希望を捨てず未来を切り開いていくアップルと仲間達の温かさと強さが描かれた本作、最後まで余韻に浸りながら楽しませていただきました。
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