みんと民
異世界ファンタジースローライフ
2025年05月06日
公開日
2,729字
連載中
私の名前は「麦倉麗華(むぎくら/れいか)」そして難病とされる病を患い、生を授かって14で亡くなった。
その私は今…
「ハァ…最悪。霊になってまでなぜこんな戒めを…」
幽霊になっていた。
そして数百年が経ったころ…
「フォッフォッフォッ…お前の言葉がトゥルーとして証明された。」
そう、この霊の世界、とっても時の流れが遅く、そのため流行や時代遅れているのだ。
ただ、この世界には誰もが夢見る、「魔法」に近しいものが存在している。
「おっそ…マジかよ、神さん…ずっとトゥルーかライか測ってたわけ…?」
神さん…安直すぎるがこれしか呼び名がないのである。
「ようやくお主をここから出せるぞい…転生先でも老人には優しくするんじゃよ〜」
いや、軽……そんなんでいいのかよ。
天界も楽だな。
そう、私は寿命を全うしたわけでも、自殺したわけでもない。
病による死…なのだ。
正直もうそんなにその時のことは覚えてない。
―ただ、とても絵を書きたかった。