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第2話 転生、そして無双

魔属性とは…

魔法の属性の意。

火、水、草、土。基本はこれか。

そして、光、日、影、月、創、破…派生魔法はこれ…


「ふんふん、なるほどねぇー」


どうやらこの世界では「魔法」が使えるよう。

それも、属性があって、

一番出現率が多いのが水。次に火、土、草、日、月、光、影、破、創…の順で並んでいる。


創は10000万人に1人の確率で出るそう。

創は無いと思ったほうが良いか。


「次ページからは…」


火は、手や口、背中などから火や炎が出せる、


水も火と同じようなもの…


土は地面を操ったり土や岩を生成できるようだ。


草は自然の恵みを借りて色々なことができたりするらしい。

例えば回復とか。


日は太陽が出てるときに限り日の神と呼ばれる古代の神から力を借りて、時間操作の類ができるそうだ。


月も日とほぼ同じだそうだ。言うなら月は夜だってこと。


光は勇者の類に出る属性。剣などの勇者武器と呼ばれる武器に使える魔法で光属性に選ばれた武器が自立するらしい。


影は魔王の類にでる属性。色々な特性の加護を受けることができ、魔物を生み出すことができる。


破は破壊神の加護を授かり、指で触れただけで何もかも消し去ってしまえるらしい。


創は名の通り、ものを生み出せる魔属性。

創造神からの加護を授かり、頭で詳しく浮かんだものをすぐに生み出せるということ。




「ふーん…影はやだなー」



「レイカちゃん…何読んでるの…??」



あ、そうだった、”この世界”の私は5歳。

こんな本難しくて読めないはず。


ただ、なにか、そう、あれだろう。

言語理解特性でもつけてくれたんだ。…神さん。


まただ。誰だよ、神さんって。

「レイカちゃん、そういえばパーケンキもらったよ!」


そう太陽なような笑顔で話すこの人はお母さん。

魔属性は草。草の種類や場所がが瞬時にわかったり、回復もできる。

レイカちゃんとよそよそしいのは実は実母ではなく、孤児だった私を拾って、育ててくれた人だからだ。

けど私はそんなの関係ないって思ってるから、誰になんと言われようとどうだっていい。


それよりパーケンキを食べなきゃ。

オオスマメハチの蜜をとろりと掛ける。

するといい甘い香りが1つのパーケンキから漂っていた。

私はお母さんが作るこの、パーケンキが大好きなのだ。


お母さんはほぼ1人でオオスマメハチを育て、蜜を売っている。

それは王国や貴族にも知られている。だからわたしたちは生活に苦しむほどではない。

しかもお母さんの属性は草。だから特別な加工ができる。


そのせいもあってとても人気なのだ。


ただ蜜の名前が「レイカ印のハニー」なのが少し恥ずかしい。






〜〜〜






「これより、レイカ・ハーミルの魔属性検査を行う。一同、礼。」

みんな頭を下げる。

みんなってのは私は少し前、死んだお父さんが「日」属性だったため、ついでいないか。と、王様や貴族の方たちがずらずらと来ているのである。


「レイカ・ハーミル、この本に手を触れなさい。」

言われたまま、私は本に手を触れる。



ふわぁっっ……



一瞬ビカッとひかり、眩しくて目を閉じてしまった。

目を開けるとそこには…虹色の淡いペンがあった。


「…?!?!国王様、これは…?!」


「あぁ。わしも見たことがない…つまり」


つまり…?!


「恐らく、超最強属性もちか能無しじゃ…」

?!


前者だよきっと!この展開はなにかすごいことが起きるはずだろうよ!



「んん、ステータス授与…対象、レイカ・ハーミルはステータスオープンと唱えなさい。」

よし…


「ステータスオープン」



名:レイカ・ハーミル

性:女

年:5

種:人???

属:神¿?創

特:絶対健康、言語理解、長寿


「!!超最強属性…?!創…???!!」

ドッと会場が沸く。


「特性にも恵まれているようだな…」

「きっとあのペンに選ばれたのだ。」

「この国の盟主となるものだ…」

「嘘ではないのか…」



色々な言葉が飛ぶ。

…………ペンか…








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