・『それは怖い怖い無限ループ』にといち様
譜面台あるある、わかりみ大学です(存在する記憶)。作中のように抜けて落下するやつとか、使えるけどなんか手が臭くなるやつとか。
・『美しい人』主水大也様
友人にはいったい何が・・・・・・。「蛍光灯の光がうるさい」っていうのが場面にすごく合っていて素敵な表現だなと感じました。
・『プロコトル「番人」』海山里志様
セキュリティは大事にございます。「節電」と付箋が貼られているようなタイプはザル警備のイメージもありますが、優秀でよかったです。
・『静かなコクリコの森』夜明ユリ様
森で見つけた不思議な絵。「わたし」に見つけてもらえて嬉しかったのかななんて、優しい気持ちにさせてくれる作品でした。
・『不思議な物音』粗茶柱着物様
この祖父みたいなタイプは多そうですね。今回は祖母の仲介によるものでしたが、愛情とは何かしらで伝わるものですよね。
・『最後の12人、最初の2人』沖方様
自らの終わりを悟りながらも、未来へと希望をつなぐために明るく振る舞う登場人物たちの掛け合いがよかったです。
・『太陽照らす箱庭』柩月ルカ様
このゲームすごい楽しそうでいいですね。登場人物たちもすごい楽しんでやってるのが伝わってきました。
・『引っ張る』わかばひいらぎ様
あのタイプの電気って不思議と顔に見えたりするんですよね。・・・・・・さあ、誰に引き上げるのがいいのでしょうか?
・『蛍光、賽の目は深紅、人知れず。』音柴独狼様
常識とは揺るがないようでいて、たった少しのことでもひっくり返りうる脆弱なものでもある。終盤のハードボイルドなやり取りも好きです。
・『ねえ、明かりをつけて。』黒片大豆様
ラブラブな二人のイチャつきシーンかと思ったら・・・・・・。事件の真相を夜と明かりに例えるのが上手い表現だなと感じました。
・『その日の蒼空』武藤勇城様
書店での勤務経験は無いのですが、なんとも生々しい・・・・・・。どこにでもいますよね、こういう手合い。あと子供のときの金銭感覚とか今思うと正気の沙汰じゃないですよね。
・『音が鳴り人となる』天稲荷静空様
♪
・『オリオンのノスタルジー』有明翔太郎
これはアレですな、運命の出会いというヤツですな。凝った恋愛ものもいいですが、こういうストレートなのもまたいいですね。
・『空色のロボット』絵空事様
声だけの存在になってしまった少女との約束のために、満身創痍の身体で瓦礫の塔を登る「そらくん」の姿に胸を打たれました。基本的に報いなんて無い残酷な世界なのですが、最期に青く澄んだ空が見られて本当によかったなと。
・『化け物から人に戻るとき』候様
人とは勝手なもので、追い込まれるほどいっそ、その本性が発露するんですよね。ファンタジックなお話で面白かったです。最後「勇者」と「青年」で別人物として伝説に残っているのがいいですね。
・『太陽系ダイヤモンドレース』青山喜太様
いやー、手に汗握る熱いレースでしたね。そして、宇宙規模となると損害賠償のスケールがデカい・・・・・・。そして、いったい和牛はどこで飼育されているのだろう?
・『超光流星群』アホマン様
なんてスケールの大きい悪戯だ・・・・・・。まあでも、いきなり言われてもにわかには信じられないですよね。
・『ダンジョン調査を依頼されたので潜ってみたら、そこは初心者御用達親切設計のダンジョンでした!?』まりんあくあ様
これはただの資本主義ランド(権利避け)ですね(笑)。でもここでダンジョン調査に慣れたとして、はたして実戦で役立つのだろうか・・・・・・? 考えようによっては、ある意味高度な罠かもしれない。
・『30ルクスの恐怖』地崎守晶様
一切の明言をせずに「おかあさん」の身に遭ったことを暗示しているのが上手いと感じました。難儀なことではありますが、一度刻みこまれた過去って消えないんですよね。亜香里ちゃんには強く生きて欲しいものです。
・『ソング・オブ・プレイ/南へ渡る鷲の歌』カンサー様
500字未満の作品もそうでしたが、荒廃した世界を旅する情景の描写が鮮明で、なにかエモさを感じます。あとノアとカイルの二人の関係性がいいですね。多くは聞かないけど、信頼し合っているみたいな感じで。
・『鼯鼠と虎徹』スギモトトオル様
刑事としての社会正義や利他精神ではなく、ただ自らの手で鼯鼠を捕らえようとする虎徹の執念が手に汗握らせます。アクションの描写も鮮明で、映画のワンシーンのようでした。
・『とある師弟の日常』隷香様
ファーリスさんも大変ですね(笑)。私も好きですよ、余計な機能がついてる系の発明。最後に残った敵は大物ですが、この師弟ならやってくれそうです。
・『入退Doors』花森遊梨様
なんてエキセントリックなジジババや・・・・・・。もちろん心配はしているけど、それはそれとして暇つぶしが欲しいという萌葱ちゃんの心理は、ぶっちゃけわかりみ大学医学部です(笑)
・『脱走兵と碩学者』天然王水様
帝国の恥・・・・・・たしかに妙なロマンを感じさせる。見てる限り使い道は本当に無さそうですが(笑)。二人の脱走の先が気になる終わり方でした。
・『幼なじみのフレッドが○する度に音が聴こえる!』藍沢紗智子様
フレッド、なんて紛らわしいタイミングでばかりときめくんや・・・・・・。不器用な二人のすれ違いからの急展開は、読んでいるこっちが〈トキッ・・・・・・メキッ・・・・・・〉しそうですね。(それはそれとして、うるさそうだなこの音・・・・・・)
・『また雪の日に参ります』駒門海里様
ああ、やっちまいましたか、殿。当人からすればとんでもなく厄介な症状ですが、何かの導きだったのでしょうか。
力作揃いでぼんげ賞の出しどころさんに悩みますね。いや、何の価値もないんだから適当にでも選んどけよって思われるかもしれませんが。
初見時の圧倒的なインパクトという意味では絵空事様『空色のロケット』なのですが、本家の方で何かしらを受賞されるでしょうからここでは勝手に殿堂入り扱いさせていただきます。
ぼんげさん的にはにといち様『それは怖い怖い無限ループ』ですかね。個人的にあるあるってなる分、情景が鮮明に浮かんできたのが大きかったですね。二人の掛け合いもどこか可愛らしくて和みます。
ただ、七音ちゃん。さすがにそんなにキレんでも・・・・・・(笑)