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54:Yottoのライブレポート

2018年10月2日 ZETT TOKYO

ALLTERRA presents 2MAN LIVE with Pinkerton

BEST DAY EVER!!


チケットとった先月頭から指折り数えていたこの日が来てしまいました。

今回も感情の赴くままに書き殴ります、Yottoのライブレポブログへようこそ!


最初に、検索から来てくれるであろうPinkertonのオタクの皆さんに向けて軽く自己紹介します。

ALLTERRAファン歴3年。櫂は孫。大地は父。20代限界社会人女子です。

ライブレポは大体、櫂のバブみを愛でたり大地の胸筋にオギャってたりします。気持ち悪い方向に暴走するので合わないなと思ったらブラウザバックよろしくです!


はい、じゃあもう早速書くね!ちなみにこれ書いてるの当日の深夜!ライブ終わって三時間くらい経つけど、まだ興奮が醒めない!



▼目次

・Pinkertonという名のモンスターバンド

・ロックンロールバージンロード

・Pinkertonセットリスト





■ Pinkertonという名のモンスターバンド


10代の頃からロック畑にいるため、ツーマンは対バンで、対バンってのはバンド同士の「タイマン」と同義だと思ってました。

だから今回のライブが発表された時も、


「おお、ALLTERRAが誰かと拳を交えるんか。音の殴り合いするんか」


とびっくりしちゃったんですよ。そして誰がリングに上がってくるのかドキドキしながら発表を待ってたわけですよ。


Pinkerton、って最初に聞いた時の正直な感想としては、「うわぁ」でした。

存在は知ってましたよもちろん。

ALLTERRAファンの間では、櫂がPinkertonのオタクだという事は周知の事実だったので。

メジャーデビューの時は自分のことのように喜ぶ櫂をかわいいねぇと目尻に皺を寄せて縫い物をしながらニコニコ眺めていたし(祖母ムーブ)

ラジオで散々おすすめされたからデビュー曲もちゃんと聴いてましたよ。


だからこその「うわぁ」でした。

「うわぁ、櫂が職権濫用をはじめたぞ」の「うわぁ」です。

そしてもう一つ、

「うわぁALLTERRAが一方的にタコ殴りにする対バンになるのか」の「うわぁ」でもありました。


だってあまりにも実力差がありすぎるでしょう。柔道で言ったら階級二つぐらい下の若手が体格ふた周り違うメダリストに挑むって感じの無謀さよ。

対バンじゃなくてあくまでツーマンだから、とかそういう話じゃない。

2バンドが出たらどうしたって比較しちゃうのよ。


フェスだって結局そうじゃん。誰と誰が特によかったなーって、感想やレポに結果が出ちゃう。

iTunesダウンロードランキングで常に二曲ぐらいトップ10にいるALLTERRAと、デビュー直後のインディーズ出身バンドなんて、結果は火を見るより明らかじゃないですか。

誰か止めなかったのかよってくらいの一方的な結果になるのは想像に難くなくて、実はちょっとだけPinkertonの演奏を聴くのが億劫だったんです。正直言うとね。


会場入ってPinkertonのファンの子見つけたら、なんかもう始まる前から謝りたいような感覚で。

せめて、全曲ちゃんとノって、MCもレポ用にちゃんと記憶して、彼らの健闘をめいっぱい讃えよう。

なんて思いながら暗転を迎えたわけなんですが。



一曲目:Howling


MCなしで始まったのはデビュー曲……よね? あれ、ちょっと待って全然違う曲に聴こえるが!? と、もうイントロからパニック。


音の爆発が凄い。迫力に飲まれて思考が止まる。

生の音圧のせいではなく、なんだろう、全ての音色が脳に直接響いている感じ。

特にベースが全然違う。音源じゃベース鳴ってるかどうかも気にしてなかったのに、もう一つの主旋律を歌い上げてる。音が綺麗。

ギターの人はどうしたの?ってくらい派手で、頭トリコロールみたいになってるってびっくりしたけど、それ以上に驚いたのが踊るような演奏スタイル。

ステージ上に彼一人しかいなくても空間が飽きないだろうなってくらいパフォーマンスが上手い。ギターももちろんすごい。

あと、ボーカルの表情に全部持っていかれる。なんて気持ちよさそうに、楽しそうに歌うんだよ。

そんなに音楽を楽しんでる人、櫂以外に初めて見た。櫂と並び立つレベル。


と、ここまで考えてハッとしました。

もう予想がひっくり返ってるなって。しょぼいだろうと思ってたPikertonを、今私は「櫂と並び立つ」とまで評してしまったなって。


そこからはもう、慌てて気持ちを切り替えました。あまりにも失礼な姿勢でいたわと反省。

ファンの皆様ごめんなさい。Pinkerton、やばいね。

やばいバンドが出てきちゃったね。


多分私の周りのALLTERRAファンも、同じように一曲目で度肝を抜かれたんだと思います。

二曲目、インディーズ時代の曲らしいから知ってる人少なかったろうに、フロア爆沸き。みんな思い思いに手をあげて飛び跳ねて、すごかった。


私もこの辺りからもう夢中になってて、セトリ覚えるのは諦めました。このブログの最後のセトリはSNSから拾ってきたものです。

Pinkertonファンの皆様、曲名教えてくれてありがとう!

この場を借りてお礼をば。


3曲目が終わるとやっとステージ上が明るくなって、MCタイム。

そこで初めてちゃんとドラムの顔が見えたんですが……いや、彫刻? 何? 鼻筋、目、顎、いやいやいや、二次元から出てきたんか?

動揺のあまり同行の友人に「ドラムが」って言いかけたら、友人が食い気味で「おっけー、推すわ」って言ってて笑いました。

しょうがない。あれはしょうがないわ。あまりにも顔がいい。


Pinkertonのデビューにはもうとっくに納得していましたが、更に強く納得しました。

バンドはね、見た目大事なんですよ。

イケメンいたら絶対メジャーいけるんですよ、ぶっちゃけね。

それがフロントマンだったらまぁメディアが放っておかないです。

Pinkertonはボーカルのピン助もわんこ系で整ってるし、こりゃーいよいよ大変ですよ。

来年あたり、ALLTERRAとPinkertonでランキング埋める可能性出てきたな……。


MCも記憶が消えないうちに書き殴っておいたので掲載。

バンド内でもドラムの平川くんの顔の良さは弄りポイントのようです。


(Pinkerton MC)

ピ=ピン助 ゴ=ゴンちゃん 平=平川さん(佑賢さん)


ピ:俺たちのこと知ってたよーって人ー?

 (会場、手をあげる。ちなみに私はあえてあげなかった)

ピ:……これって多いの?少ないの?

ゴ:わかんねーなら聞くなよ。つーかそういう時は嘘でも「たくさんいるーありがとうございまーす」って言っとけよ

ピ:あ、そっか

 (会場笑)

平:いやでも多いと思いますよ。

  一曲目のデビュー曲も反応してくれた人いっぱいいたし、ノリも良いし。みんな予習してきてくれてるんですよね、ありがとうございます。

 (会場拍手・ステージ上のほか三人もなぜか拍手)

ゴ:(拍手がおさまった瞬間、ぼそっと)幸助、これが正解な。

ピ:うん、俺間違ったなってまじで今反省してる。

ゴ:これでまた、佑賢のフォロワー爆増ですよ。

  俺ダブルスコアつけられてんのに。

ピ:な!勝負になんねーよな!

  あ、俺たち今日ライブ前のフォロワー数書き出して、ライブ後どれだけ増えるか勝負してるんです。

  (会場笑 私はその後全員フォローしたけど、結果どうだったんだろう)

ゴ:勝った人が奢りってルールに変更しよっか

ピ:うん、そうしよそうしよ

平:お前らさ、初のZETT東京でやるにはあまりにもださすぎるMCやめてくんない?

  (会場爆笑)

ゴ:違うこれは親しみやすさだ!

ピ:そうだそうだ!俺とゴンちゃんのフォローもよろしくな!

  (会場拍手)


ゴリゴリのエモーショナルロックやった後で、こんなかわいいMCされたらねぇ。

もう文句なし好きになっちゃいますよ。

メンバーのキャラも立ってるし、いやはやすごいバンドが出てきた、本当に!


ちなみにこのMC中一言も喋らなかったベースのもっちーは、二曲やったあとのMCで盛大に弄られていました。

もっちー可愛かったな。ゆるキャラだった。天ぷら屋さん、行きますね。


あと、平川くんがメガネくいってあげた時、ちょうどカメラが抜いててバックスクリーンで大写しになって、会場から短い悲鳴が上がったの面白かったです。

(ちなみに友人は「ぎぃっ」みたいな汚い音漏らしてました。人が恋に落ちる音はそんなに綺麗ではないんだなと思いました)



■ ロックンロールバージンロード


Pinkertonの曲数が少なく感じるほど(実際ALLTERRAより少なかった)、大満足のライブを見せてもらいました。

特にPinkertonのトリの新曲、めちゃくちゃよかった。

それまでのゴリゴリのロックもテンション上がったけど、新曲はとにかく美メロで全員殺す!って感じ。

間違いなくヒットチャート駆け上がるでしょう。解禁のこのタイミングに立ち会えてよかった。本当にいい曲でした。


さて表題の件ですが、事件はその一曲前に起こりました。


明るくなったステージで、汗だくのピン助がすっごいニコニコしながら急に言ったんですよ。

「ここでスペシャルゲストを呼びたいと思います」


2バンドしかいないライブでスペシャルゲストってあなた!

思わず「マジか!」って言っちゃったわよあなた!

悲鳴をあげるフロアをよそに、ピン助の教育テレビばりのぬるい呼び込みでひょこひょこステージに現れる我が孫、櫂!!


うわぁーーPinkertonのTシャツ着てるぅーーここぞとばかりに初期のもう入手困難なやつ着てるぅーー


そんでもうすっごい、すっごい笑顔!!

まずステージに上がるなりもっちーとハイタッチ!

からのドラムセットに駆け寄って平川さんとハイタッチ!

からのわざわざ上手まで走ってってゴンちゃんとハグ!

そして最後にセンターに戻り、ピン助と……は何もせずに「みんな楽しんでますかー!!」の煽り!!


櫂が本当に、本当に楽しそうで、おばあちゃんそれだけで泣いちゃった。

ここでマイク持って出てくるってことは一緒に歌うんだねぇ!

いつかやりたいってずっとずっと言ってたもんねぇ!

何歌うのかなぁ! なんでも歌えちゃうよねぇ!

……と、私の祖母ぢからが爆発している間にも、ステージ上ではゆるいMCが進んでおりまして(興奮のあまり内容忘れました)

多分、ツーマン開催ありがとうーみたいなやりとりとか、櫂のTシャツいじりとか、そんなんだったと思います!


それでね、なんかMCがいい感じに落ち着いたところで、ピン助が櫂を促して曲紹介したんですけどね。


「それじゃあ……聴いてください。僕の大好きな曲です。Pinkerton、フューチャリング八坂櫂で、《ボイジャー》」


って言った時の櫂が!!! めちゃくちゃ!!! かわいかった!!!

両手で胸元にマイク持って!! もう完全にアイドル!!

普段ギター握ってマイクスタンド使ってるから見れないやつ!!

カメラよく抜いてくださった!!

円盤届いたら絶対ここスクショ撮って待ち受けにする……ってそれはまぁ置いといて。

それだけでもうPinkertonに感謝なのにね、まだあるんですよ。


ちょっと語るんですけど、私は櫂の歌ってる時の表情がすごく好きで。表情だけじゃないな、全身で歌ってる姿にいつも胸打たれるんです。

声の色を変幻自在に変えられるのはもちろんのこと、演技派すぎる表情と、ギターを弾きながらも雄弁な両手と、強い感情の爆発を訴える両足と、全てでその楽曲の物語を伝えてくれるのが櫂の魅力だと思っています。

そんな櫂が他人の歌を歌う姿ってあんまり見たことなかったから、どんな感じなのか想像もできてなかったんですけどね。


本当に、本当に、本当に幸せそうでした。

全身で幸せが弾けてた。表情はもちろん、小さな体で飛び跳ねて笑って拳振り回して、本当に楽しそうだった。

何度も何度もピン助と顔を合わせるのも可愛かったなぁ。まるで子犬がじゃれあってるみたいな、多幸感しかない映像だった。

Pinkertonの面々も櫂につられてか皆笑顔で、私も笑いながら泣いちゃった。


彼らが見せてくれたものは、まさに 音楽。

心から楽しんだ音は、この世の全ての不安や恐怖や怒りを笑い飛ばすパワーになる。

そう感じた時間でした。


最後に櫂が大きくジャンプして、ジャーン!って綺麗な終わりを迎えて、もうこれだけで今日の元とったなレベルの満足度だったんですけどね。

ここからです、本題は。(長かったな)


幸せの絶頂に達しただろう櫂が、明滅する金色の光の中でマイクを通さずに何かを叫んだんです。

こっちに向けてじゃなかった。視線の先にいたのは、ピン助でした。

多分名前を呼んだんだろうな。「こうすけ」って、四文字だったと思う。

消えていく音の余韻の中でピン助に駆け寄った櫂は、ピン助の首にぴょんと抱きついてました。


驚いたようなピン助の表情が笑顔に変わって、ギター避けてない方の手で櫂をちゃんと抱いて、

少し離れて顔を見合わせた二人が吹き出したみたいに笑っていて、

その間も二人の腕は互いの体にしっかりと回っていて、


そういえばライブタイトルの「BEST DAY EVER!!」って、どっかで見たなと思ったら会社の先輩の結婚式のウェルカムボードだと気づいちゃって。


……結婚おめでとう、櫂。


号泣しながら呟いた私の声は、隣の友人が苦笑しながら拾ってくれました。

良いお式でした……乾杯!!!!


(ブログの途中ですが、レポ書きながら号泣しながらチューハイ飲んだら酔いが高速で回ってしまったため

続きは起きたら書きます!!!セトリだけ置いとくごめんなさい!!!おやすみ!!!)


■ Pinkertonセットリスト


Howling

ABCDE

Long Road

RUN!!

路傍の石を蹴って

PinPonPanda

Drinking Song

Naked Truth(新曲)

ボイジャー


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