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 ※性描写あり


 そう言うと雄介は望が甲高い声を上げた所を突き上げる。


「ぁああん! いやぁああ! そこっは……ダメぇ!!」


 望は首を振ってまでイヤイヤとするのだが、今の雄介にはそれも関係ない。自分が満足するまで同じ所を突き続けるのだ。


「いやぁ……はぁ……も、ぁああ!」


 揺らされる度に掴んでいるシーツに力が入る。


「はぁ……はぁ……ココが望にとって一番ええとこなんやろ? 嫌な筈はないと思うで……」

「そこが俺にとっていい所だからって……っ……同じとこばっか狙うんじゃねぇよ……ぁ……ぁあん……直ぐにイっちまうだろうが……はぁ……ん……最初くらい……ぃ……一緒に……イきたいって……ぁ……思ってるんだから……それくらい……分かれよ……っ!」

「え? あ、スマンかった……。まぁ、え? あ、お、俺の方も……っ! もう少しでイくし……大丈夫やから……」


 そう雄介の方だって、もう余裕がないようだ。暫くやってない上に好きな人とやっているのだから余計になのかもしれない。


「そっか……ぁ……も、俺……ぁあ!!」

「お、俺もや……っ!!」


 そう言うと二人は本当にほぼ同時にイったらしく雄介は望の中から抜くと望の事を仰向けに寝かせ唇を重ねる。


「気持ち良かったか?」

「ん……ぁ……まぁな……」


 雄介はその言葉を聞いて安心したのか、それとも久しぶりにやって満足したのか疲れたのかは分からないのだが、望の横に仰向けになるのだ。


「お前さぁ、大丈夫なのか? まだ、退院も出来てないし、この行為って結構体力使うだろ?」

「もう、大丈夫やって……。今直ぐにでも退院して、また、現場で人を救いたいっていう気持ちは変わってへんからなぁ」

「相変わらずなんだな……。ま、後は退院まで体調をしっかり整えたら、直ぐにでも現場に出ても大丈夫そうだな」


 そう言いながら望は半身を起こすと乱れていた衣服を直しベッドから降り雄介に布団を掛ける。


「ああ、だから、俺はまだまだ現場で頑張って行くで!」

「ああ、そうだな。さて、俺の方は流石に戻らないと……」

「せやな。今日は俺に付き合わせてもうてスマンかったな……」

「あ、ん……まぁ、半分はその気で来てしな」


 そう最後の方は少し小さな声で言うと、


「ほんで、半分はあの梅沢さんに無理矢理にか?」

「あー……まぁ、そうかな? ま、まぁ、とりあえず、お前はゆっくり休むんだぞ」


 そう言いい急に恥ずかしくなってきたのか望は雄介から視線を離すと雄介の病室を出て行く。


 そして望は部屋へと戻って来ると、


「おかえりー!」


 和也がそう笑顔で言ってくるのだ。


 その笑顔に何だか嫌な予感がした望は、こう誤魔化すかのように、


「と、とりあえず……今日は救急の方は何もなかったみたいで良かったな」

「だから、今日は何もないって言っただろ?」

「まぁな……じゃあ、少し仮眠の方取れそうだな」

「ん? 俺の方は少し仮眠出来たし、望は取れば? 望は今シてきたばっかで疲れてるんだろ?」

「うっせーよ! 俺は平気なんだからな!」

「腰、揉んでやろうか?」

「いいってっ!」

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