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第46話 ※性描写あり

 有名人と恋人同士になるという事はこういうことなんであろう。


 そう色々な感情が心の中で渦巻いているような気がして仕方がない。


 聖修は恋人なのだから自分のもの。だけど聖修は有名人だからファンのものでもあるということ。


「……で、最後はココに挿れればいいんだっけ?」


 俺は色々と考え事をしていると聖修の声が聞こえて来る。


 ……ココに!? そうだ!! こういう事をしてる時に、最後は蕾の中に聖修のを挿れなければならない。確かに今迄、気持ちいい思いをしてきたけど、男性の人のモノを挿れるってどういうことなのであろうか。玩具では経験したことはあったのだけど、俺だってまだ本物は体験したことがない。


 玩具を最初に使った時は気持ちがいいと思っていたのだけど痛くて、なかなか挿らなかったのを今でも覚えている。


 じゃあ本物の男性のモノはどうなんだろ?


「あー! あー! 聖修! ちょっと、待った!!」

「はい? どうしたの?」

「あのさ……まさかと思うけど、もう、俺の中に聖修のを挿れようとしている?」


 そう俺は恐る恐る聞いてみた。


「うん!」


 ……うおぉぉ! 怖っ! ってか、危なかったー! いや、確かに聖修のをそこに挿れるのは知ってるらしいのだけど、いや、寧ろ俺が聞いたのか……。その前に俺のソコを指とかで慣らしてもらわないと、確かに慣れている俺だけど、きっと、痛いと思うんですけど……!?


 と再びツッコミたい……。


「あのね……聖修のを挿れる前に俺のソコを指入れて慣らしてくれないと、俺も聖修も気持ちいいじゃなくて痛いからさ……。俺の場合にはそこに聖修のモノを挿れる訳だし、俺のソコっていうのは聖修のムスコさんみたいに大きくはないだろ? そもそもサイズが合わない所に挿れようとしているのだからキツいし、人間だからそういう場合は痛いんだからさー。聖修の場合には、その俺の狭い所に挿れるんだから、慣らさないで挿れた場合、ムスコさんに輪ゴムを付けるようなもんだと思うよ。だから聖修の側も痛そうなんだけどな。そう考えると俺のソコを柔らかくしていかないと、きっと両方共痛い思いしかしないと思うんだよね。だから聖修は俺のソコを指とかを使って柔らかくして欲しいんだけどな」

「あ! なるほど!」


 そう言いながら聖修は手をポンっと叩いていた。


 はぁぁー、って大きな溜め息が出そうだ。


「……で、男性の場合、そこは濡れるってことはないから、ローションとか使って滑りを良くしないとダメだしね……。因みにローションはそこのパソコン机の横にあるけど……」


 手首を縛られているのだから自分で取りに行くことは出来ない。だから聖修に教えることしか出来ない状態でもあるのだから。


「あ! これね……」


 その言葉に俺は頭を二回程頷かせるのだ。

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