ネイトの指先が、セレフィーナの柔らかな花弁を優しく探るように撫でると、
彼女の身体がびくりと震えた。
「ふぁ……ネイト……そこ、なんだか……熱いの……」
頬を赤く染め、うるんだ瞳で見つめ返してくるセレフィーナが、
あまりに愛おしくて、ネイトの喉がかすかに鳴った。
「……セレフィーナ……君のすべてが、愛おしいよ」
指先だけでなく、唇もまた、彼女の肌をなぞるように這い、鎖骨から胸元、そしておへそのあたりまでを、まるで愛の詩を綴るように丁寧に口づけていく。
「ぁ…っはぁ…」
セレフィーナは、かすかな吐息を漏らす。
その快感に抗えず、細い指でネイトの髪を掴んだ。
その無垢で愛らしい表情に、ネイトの奥で熱いものが疼く。
「んっ、ふぅ、ネイト……そこ、気持ちいい……なんで……?」
「君の身体が、僕を受け入れてくれているんだよ……初めてなのに……こんなに綺麗に咲いて……」
花のようにふくらむ花弁のように繊細なそこをそっと指で広げると、すでに熱く濡れ、蜜のような甘い滴が彼の指を誘う。セレフィーナの身体が跳ね、恥じらいに身をよじる。
「んっ……あぁっ……やだ、こんなの……恥ずかしいよ……」
「恥ずかしくないよ、セレフィーナ。君のここは……まるで花が咲くように美しい……」
ネイトの声は低く、愛と欲望に震えていた。彼の指が、ぬるりと滑る彼女の内側を探り、柔らかな壁を優しく押し開く。
彼女の熱が彼の指を締めつけ、まるで彼を飲み込むように蠢く。セレフィーナの腰が無意識に揺れ、甘い声が止まらない。
「すごい……セレフィーナの中、あったかくて……吸い付いてくる……」
「…やっ……」
彼女の瞳がとろけ、身体が甘く痙攣する。ネイトはそっと彼女の頬を撫で、囁く。
「あっ、んっ……そこ、やだ、なんか……変なの……!」
ふたりの吐息に、水温が混じる。
ネイトの指が、敏感な一点をなぞるたびに、
セレフィーナの腰が跳ね、声が甘く漏れる。
「ね、ネイト……もう、だめ……こんなの、知らないっ」
彼女の瞳がとろけ、身体が甘く震えるその瞬間、
ネイトはそっと彼女の頬を撫でた。
「……もう少しだけ、触れてもいいですか?もっと、君とひとつになりたい……」
「…ひとつに…なる…?」
ネイトの切なそうな表情と、苦しそうに固く火照るものを見て、セレフィーナは曖昧ながらもその意味を理解した。
「…ええ…。あなたが、望むのなら…」
ドクン、と期待が彼の胸の中で跳ねる。彼の熱の先端を、柔らかなそこに押し当てる。そして彼女の中へと導こうとしながらも、ネイトは一度動きを止めた。
「入れますね…ゆっくりと……」
「……うん……来て、ネイト……」
ネイトは深く息を吐き、彼女の手をしっかりと握る。
そして、慎重に、けれど確かにその先端を彼女の中へと──
「っ……!」
セレフィーナが小さく声を漏らし、身体がぴくりと震えた。
まだ浅い位置にあるはずなのに、その感覚は彼女にとって未知の世界だった。
セレフィーナは羞恥に頬を染めながらも、初めての感覚に胸が高鳴る。
ネイトは彼女の温もりに身を委ね、ゆっくりと、けれど確実に、自身を彼女の秘められた花園へと導いた。
「っ……あぁっ……ネイト……!」
「大丈夫……ゆっくり慣らしていくから……君のペースで……」
彼の力強く脈打つものが、彼女の柔らかな内側を少しずつ開いていく。
「……っう…」
「セレフィーナ……!!」
セレフィーナの吐息が熱を帯び、痛みが徐々に甘い疼きへと変わる。彼女の内側は彼をきつく締めつけ、まるで彼を離したくないと訴えるようだった。
「…はぁ、はぁ…ネイト…ひとつに……」
初めての感覚に、セレフィーナの身体は一瞬強張った。痛みと未知の快感が交錯し、彼女の瞳に涙が滲む。それでも、彼女はネイトの背に細い腕を回し、彼を強く抱きしめた。
ネイトは彼女の額に優しくキスを落とし、囁く。
「僕の…初めてを…全て貴女に捧げます…」
彼女の温もりの奥深くへ、ゆっくりと、優しく、沈んでいった。
「……あっ……あぁっ……ネイト……!」
痛みと、快楽が入り混じるその感覚に、セレフィーナは涙を浮かべながらも、ネイトの背に腕を回し、自らを委ねる。
ふたりの体温が交わり、重なり合って、
心の底から、満ち足りたものが溢れていく――
桜が舞う春の空の下、
ふたりは確かに、愛を知った。
「大丈夫? 痛い?」
「……ちょっと、だけ。でも、ネイトの……ちゃんと感じる…私の中で…どくん、どくんってしてるの……」
ネイトの喉が、かすかに鳴る。
衝動を抑えるように、彼は唇を噛んだ。
そして、そっと額に口づけを落とす――。
「……焦らない。ゆっくり進むから……」
柔らかな壁が彼を締めつけ、彼女の瞳には涙のような光が滲む。
「っ……ネイト……大丈夫…私……あなたの全部、感じてみたいの……」
「……セレフィーナ……好きだ……」
その瞬間、時間が止まったかのようだった。セレフィーナの内側に沈む感覚は、熱く、甘く、痛みすら愛おしい結びつきだった。彼女の吐息が彼の耳元で震え、ネイトの喉から低く甘い声が漏れる。
「ああ、セレフィーナ……君の中、こんなに……吸い込まれそうだ……」
ネイトの指が、そっと彼女の腿を撫で上げた。
セレフィーナの肌は微かに震え、唇がほんの少しだけ開く。
「…暖かい……ネイトの体温が…心臓の音も、脈打つ感覚も、ぜんぶ、ぜんぶ感じるわ…」
ネイトはそっと笑った。彼女の頬に口づけを落としながら、ゆっくりと身を沈める体勢を取った。
「…セレフィーナ、僕も同じです。あなたの全てを感じます」
やがて、痛みが薄れ、セレフィーナの身体に甘い火照りが広がった。彼女は小さく囁く。
その反応に、ネイトの全身が震えた。彼は彼女の震える身体を強く抱きしめながら、ゆっくりと腰を引いては、再び深く沈む。
ぬるりとした熱い音が二人の間から響き、セレフィーナの内側が彼をねっとりと絡めとる。動くたびに、彼女の敏感な部分が擦れ、甘い電流が全身を駆け巡る。
「んっ……あぁっ……ネイト、深いよ……!」
セレフィーナの声は、快感に溺れるように高く響く。彼女の脚が自然とネイトの腰に絡みつき、彼をさらに深く求める。
「セレフィーナ……君の全部、感じる……こんなに、気持ちいいなんて……」
「わたしも……っ、こんなの、初めて…頭が、おかしくなりそうだよ…」
二人の熱く濡れた部分が擦れ合い、愛液が絡み合う音が静かな空間に響く。セレフィーナの身体は彼に完全に開かれ、彼女の甘い声がネイトの心を掻き乱す。
甘く、熱く、痛みすら愛しく思える、最初の結びつき。
彼らの内なる世界が、静かに溶け合い始めた――。
「……セレフィーナ……すごく……あたたかい……僕の全てが、君に、吸い込まれそうだ……」
「……うん……ネイト………」
セレフィーナがネイトの銀髪を抱きしめると、ネイトの腰が、自然に動く。
「んっ……あぁっ……ネイト、深い……」
熱い音が、ふたりの身体のあいだから溶け合うように響いた。
セレフィーナの中は甘くとろけ、ねっとりと彼を咥え込む。
心と身体の境界線は、とっくに無くなって
ふたりは混ざり合うように溶け合っていた。
ふたりの熱い部分が何度も擦れ合い、敏感な箇所をなぞるたびに、
セレフィーナの脚がネイトの腰に絡みつく。
身体の奥に当たるたび、セレフィーナは甘く切ない声をあげ、
そのたびにネイトの動きも熱を増し、ふたりの世界にはもう他に何も存在しなかった。
「君が愛おしくてたまらない……限界が近い。どうか、拒まないでいてくれるなら……」
必死に掠れた声がネイトから発せられ、彼のしなやかな筋肉をなぞる様に汗が滴り落ちる。それに必死に答えようとするセレフィーナ。
「はぁ、はぁ、…私も…もう…っ!!」
彼女の内側が痙攣するように締めつけ、彼を限界へと導く。
「…くっ!!セレフィーナ…!!」
最後の瞬間、ネイトの動きが深く、力強く彼女を貫いた。二人の身体が同時に震え、セレフィーナは高く声をあげ、ネイトは彼女の名を何度も呼びながら、すべてを彼女の奥に注ぎ込んだ。
ーひらり
桜の花びらがそっと二人に降り注ぎ、まるで彼らの愛を祝福するようだった。
余韻の中、ネイトはセレフィーナを胸に抱き、彼女の髪にそっとキスを落とす。
「愛しています。セレフィーナ…」
彼女は涙と笑顔で彼を見つめ、囁く。
「ネイト……わたし、なんだかとても、嬉しいの……」
「僕は、今この世界で一番、幸せです。」
ネイトの指先が、そっと彼女の頬に触れた。セレフィーナのまつげが震え、甘い吐息が春の空気に溶ける。
「……ネイト、わたし、あなたにすべてを……」
その言葉に、ネイトは彼女の手を強く握りしめた。まるでふたりの魂が重なり合う瞬間を、星たちが静かに見守っているかのようだった。
ただひとつの想いが、ふたりを結びつける。痛みも、恥じらいも、すべてがひとつの愛の形に変わっていく。
―そして夜は更けていった。
春の風に舞う花びらの中、ふたりの鼓動だけが、静かに時を刻んでいた。