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第3話 仮面1

 食事デートをするなら僕は出会い系サイトのメール相手のKさんとしたい。場所は新宿XXXXが良いと思っているが、それだと食事が美味しくて楽しかったのか僕と会って話をして楽しかったのか区別がつかない。だからと言って、わざわざ気の利かないお店で話を弾ませるほどの自信はない。アパートの近くに韓国系の和牛の焼肉店がある。席は掘り炬燵になっている。向かい合わせに座って、つま先を触れ合わせて拒否されなければ足の裏でKさんの脚を擦るとKさんは足を伸ばして僕の股間を足裏で押し付けてくれる。Kさんは僕の股間の変化に気づいて、まだ食べていなのに元気ねと笑う。そんな想像をしながら、やはり行き慣れたイタリア料理店で前菜5種盛りと炭火焼きとハウスワインが良いかなと思い直す。

 長身の方はゆったりとした物を着てもエレガンスに見えるので得だと思う。婦人服ブランドのウィンドウを見るのが好き。お金持ちは重ね着しない気がする。改めてお店の在籍一覧を眺めてみると女性への理解力がないためかブラジャーのカップと見かけに誤差がある。Gだと一緒に歩いていて理性を疑われるレベル、Fだとウキウキして、Dだと普通なのでヒップに期待。それと身長によって1サイズの差が出るような。相性はプロフィールを読んで予想する。今度行けるのは9月の競馬に勝った時なので意中にしない。KさんがノーブラTシャツで汗をかきながら掃除した日のパンティが欲しい。


 東京より関西の方が巨乳が多いと感じる。万博に行ってきた訳ではなく熟女風俗店の在籍一覧を眺めた結果なのだけれど。東京で利用している店と似た店を探しにネット散歩してみる。変名尾道さん57歳、穏やか巨乳御婦人。写真が5枚あって1枚目は定番なのか店の制服替わりのような短い上着に白いフラワーブローチ、長めの真珠ネックレス、黒ワンピースを着ているので少し細く見えているのだろうけれど白いハンドバッグでお腹を少し隠しぎみに持つ手はふっくらしていて体型からの延長を感じる。2枚目の写真は和室で丸い和テーブルの下から撮ったもの。膝を崩して豊かな脚肉のせいかサービス旺盛なのかパンティストッキングを透かせたパンティが見えている。恥丘は朝の新雪のように柔らかに見える。テーブルの上には焦点の合わない急須と茶碗が半分。僕が客なら座布団を探して二つ折にして寝ころんで覗かせてもらうベルトを緩めてファースナーを降ろして凸を擦り始めた後にテッシュを取って渡してもらう。その後再び彼女は同じ体勢で座ってくれる。何か会話してくれるだろうか。テーブルの上に四つん這いに載ってスカートを捲った3枚目の写真のことを僕から話してみようかな。


 ネット散歩で九州熊本八代に行ってみる。変名大原さん54歳。Dカップ以上になると横にはみ出すと観察している。彼女はFカップ。僕は週日にはアパレル系新聞社のWebサイトを見ている。分割ブラジャーの記事があって気になっていた部品はカップ台と呼ぶらしい。巨乳の方はカップ台に高さがあることが多い。肩近くまで開いた黒Tシャツ、黒白モザイクスカート、黒艶消し中程度ヒール靴、ストッキングを穿いているのだろうけど色が生足で写真で見分けがつかない。暈された顔を見ると性格はかなり良さそう。普段はお互い敬語で話して、濃厚なプレイ中は名前を呼んで果てたいタイプ。背後に回って、手に余るおっぱいをプルプルさせる。互いをぶつけ合ったりして。乳輪は大きめで乳首は小さめ色は濃い目と予想する。8パターンあるので8枚のカードにそれぞれ書いておけば手品になる。下着に剥く前に楽しみたいタイプでズボンを下げて咥えてもらいながらスカートを捲って尻を掴む。年2回の歯科検診時に顔に胸を押し付けてくれる女性がいた。先生の指示かなと思ったけれど人が変わってからはなくなった所を見ると個人的なサービスだったらしい。大原さんは押し付けてくれるだろうか。


 続けて熊本、在籍一覧に年齢フィルターを掛けて探す。60代から50代まで。変名美夜さん51歳、オレンジ色半袖ニットブラウス、黒ロングジッパースカート、ソール一体型黒靴、髪の長さは首と乳首の中間程度で髪型からやや浪費癖に見える。この方と職業/関係プレイするなら家庭教師、家政婦、継母のどれがいいだろう。家庭教師は敷居が高く、家政婦は家庭回帰の連想を抱かせてしまうから継母だろうか。顧客獲得競争が激しいのか営業日誌は積極的。褒め殺しすれば棚ぼたもと下心が湧く。アイスブレイクに着衣を賭けてトランプゲームをするか迷う。当然裸に金色鎖ベルトはしてもらうけれど体を前後に動かしておっぱいが揺れる程ではない長身Dカップ。サイト奥にある写真は色白で乳輪も乳首も少女のように薄色で美しいもの。褒め殺し対象を見つけた。他にはスカートを脱いで豹柄掛布の上で縁取りはあるもののおばさんぽいパンティをパンティストッキングから透かした写真。本人は乳輪と乳首よりも大きなお尻が自慢のよう。どちらを褒めようか迷ってしまう。女性は自覚している部位を褒められるのとそれでない所を褒められるのとではどちらが嬉しくなるのだろうか。

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