7月2日
窓を開けまShow!
Say Her Name!
ベニテング・武子さーん!
とばかりに、 McMillan TAC-50のマズルが平屋の窓の隙間からのぞく!
そして、この家からお魚をくわえて逃げてきたCat(Robot・Cat)をSnipingした。
「フー! フー!」という荒い息遣い。窓を少しだけ開いて、Targetが破壊されたことを確認するとピシャリと勢いよく窓を閉めた。残念なことに顔は見えなかった。
「今のがそうか?」と聞くと、フグリ田は真っ青な顔で「か、家内だよ」と頷く。
カレキが「なんで主婦が狙撃銃を?」とびっくら仰天しているので、「護身用だろう。私みたいにか弱い女子には必須だ」と言ったら、「えー」みたいな顔をした。まるで私がおかしいことを言ったみたじゃないか。失礼な。ビンタする。
とりあえず乗り込んでブッ頃すことは簡単だが、できればちょろっと情報を得たい。
そこで「手始めに家族を人質にして、手の指を1本ずつ折っていくのを見せしめに降伏を促そう」とフグリ田の首根っこを掴まえたら、「ま、待ってくれ! あの家には可愛い息子と甥っ子たちがいるんだぁ!」とか言い出した。
面倒くさいな。アナルゴもロリコも「お願いします!」と土下座してくる。「どんな犠牲があろうとも、復活させたらいいじゃん」と言ったら、「平和! 平和なピースですよぉ!」とロリコが泣いて言うた。
「ならどうすんだ?」と聞いたら、「そろそろ美容エステの時間なんで、たぶん外出するかと……」とフグリ田。
そんな話をしていると、屋根の上からなんか、でっけーワニみたいなのがドタドタ走ってきて、家の前に止まったかと思いきや、熊の雄叫びみたいなのがして走り去って行った。フグリ田は「ヒィィィ!」とか耳を塞いでいる。
「なんだ今のは?」と聞いたら、アナルゴが「ワニバスだ」とか言い出したんで、「は? 舐めてんのか?」とビンタしたら、「ほ、本当なんだ! どこぞの魔女が生み出したチポポワニが進化した最終形態がアレで……」みたいな意味不明な供述をしだしたのでもう一度ビンタした。
「まあ、とりあえず今のうちだな。鬼の居ぬ間に家に入って、ヤツの弱みを探そう」と言うたけどみんなの顔は浮かないんで、「私に頃されるか、ヤツに頃されるかだろう。ヤツに頃されるのは時間があるが、私に頃される場合は今、即だぞ」と言ったら渋々と動き始めた。
よし。でも日記の関係上、侵入はやっぱ明日にしよう。