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8.ジュニア登場

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

============== 主な登場人物 ================

星野弾・・・かつての地球防衛軍ユニバース警備隊隊員、地球防衛組織ドナルド隊長。

星野えいじ・・・弾の、双子の息子。GIT隊員。

星野はじめ・・・弾の、双子の息子。

星野マリア・・・弾の妻。

坂本幸太・・・暫定臨時自治組織GIT首相。

相田みずほ・・・GIT隊長。

井下透・・・GIT隊員。

畝山金蔵・・・GIT隊員。

越後ひかる・・・GIT女性隊員。一番の年長者のため、皆からは「姉御」と呼ばれている。

越智裕太・・・GIT隊員。

美作あゆみ・・・GIT女性隊員。

イーヨン・マスクマン・・・国連事務総長。


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2040年4月25日。地球。真鍮国雲海省。

星野えいじは、ウルカラセブンジュニアとして闘った。

父の弾の話では、最初から地球人に正体を明かして宇宙人として闘うのは、初めてのパターンだった。

テンペロン星人、バミーダ星人が地上に降り立つと、地底怪獣ガイアノンが現れた。

ガイアノンが火炎放射すると、テンペロンが雷を、バミーダが電撃を開始した。

オーガニ・カリッジの指令で、ニードル1号、ニードル2号は、テンペロンとバミーダをけん制し、ガイアノンからジュニアを切り離した。


戦闘場所を確保したジュニアは、両手からアタックナイフを出し、ガイアノンの背後に回って馬乗り、急所と思われる、背びれのようなものの色の変わった部分を攻撃、ガイアノンの血しぶきが飛び出した。

一旦、後方回転したジュニアは胸板からウルニウム光線を発射し、ガイアノンを倒した。

駆けつけると、ニードル1号、2号は無事だったが、後方支援のオーガニ・カリッジの主翼部分が破損していた。

これでは、『三位一体』攻撃が出来ない。『三位一体』とは、オーガニ・カリッジのオーガニック砲と、ニードル1号機、2号機のガリウム砲同時攻撃だ。


ジュニアは、アタックナイフを宇宙人達に『連射』した。

そして、テンペロン目がけてバミーダをスープレックスで投げた。

そこへ、ニードル1号とニードル2号からエクサイトビームを発射、オーガニ・カリッジからもオーガニック砲が放たれた。

最後に、ジュニアがシャイニングビームを発射、宇宙人達を粉砕した。

GIT基地。

ジーニアスはリモート操作をして、オーガニ・カリッジとニードル1号、ニードル2号、そして、ジュニアを転送・回収した。

「初陣としては、まあそんなもんだろう。」

GIT隊員達と共に帰ったえいじに、そう言ったのは、はじめだった。

「え?双子?宇宙人にも双子いるんだ。」あゆみがそう言うと、ひかるが「失礼よ、あゆみ。」と、ひかるが窘めた。

「兄の、はじめです。よろしくね、姉御。」はじめの言葉にひかるは、目を白黒させた。


―完―



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