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幕間 ルーマニアの双子 ④



 そこからは早かった。


 ポイントが30ポイントも増えた。

 リディアを呼び出すのは「デメリット」なのだそうだ。

 それが、誰にとってのデメリットなのか? 決まっている。「呼び出された側」にとってのデメリットだ。なんの準備もしていない者を強引に呼び出して、不利益を押しつけて――この代わりに私はポイントを得る。

 ……最悪の取引だ。


 それでも私は、私のためにリディアにいっしょに居て欲しかった。

 ひとりきりで知らない世界に行くなんて耐えられない。

 私は双子解消なんて……したくはなかったのだ。

 知らない世界でも、ふたりでなら、きっとなんとかなる。今までみたいにやっていけるはずなんだ。


「護るべき者」で呼び出された者は、ポイントによる強化ができないというから、文字通り、私が彼女を護らなければならないだろう。でも、そんなのは当然だ。

 了承を得ることすらせずに呼び出すのだから。


「私が……リディアを護る」


 音のない白い部屋に、私の呟きだけが気色悪いほどに澄んで響いた。

 強くならなければならない。

 誰も彼女を傷付けることができないように、強く、強くならなければ――


 転移ポイントを、比較的安全にすることで27ポイントも引かれたが、まだ残りはたくさんある。

 一つ一つ、どの力が有用か吟味。

 ポイントの残りは潤沢だ。取ろうと思えばどの能力も取得できる。


「魅了……ね。これだな」


 私が生きてきた中で、結局は「人に好かれる」ことより強い力はなかった。

 私たち自身はなにも変わっていないのに、状況は最低から最高まで目まぐるしく変化した。

 特に印が出てからは国際的なVIP扱いだ。

 私にはマネージャーとボディーガードが付き、移動時には、誰もが私を一目見ようと駆け付けた。

 それは「私」というよりも「印」の力に他ならなかっただろうが、それでも結局は同じことだ。

 私を目の前にした人たちの、あの紅潮した顔を思い出す。

 声をかけただけで、感激し涙を流した人までいた。

 私はずっと侮蔑されてきたのに。

 印が出たこと以外に、私にはなんの違いもないのに。


 私たちを捨てた人たちまで名乗りを上げるほどの力。

 私を特別にしてくれた、かなり気持ちの悪い力。


 50ポイントで得られる「魅了」は、きっと「印」と同じものだ。

 何者でもない私が、「印」を持つ私になる力。

 それは、とてつもなく有利に働くに違いない。


 似たやつで「精霊の寵愛」というのも気になったが、人間に好かれるわけではないようだし、必要ポイントも魅了より20も少ないので止めておいた。


 これで残りは33ポイント。


 まだ一つくらいは特殊能力が取れそうだったので、「暗視」を取得。

 暗い部屋での暮らしはずっと不便だったから、これはマストだ。異世界は街灯もなくて夜は真っ暗な可能性が高いとボディーガードの男が言っていたし。

 私は暗い場所での暮らしが長かったから、夜目は効くほうだけど、さらにそれが強化されるというのはかなりメリットがありそうだ。


「あとは、毒耐性、病気耐性を取っておくとして……まだ12ポイント残るか」


 肉体強化系も取りたい気がするけど、リディアはこのポイントによる能力アップが取れないのだ。少しリディアのために残しておいたほうがいいかもしれない。

 転移時に肉体的なデメリットは解消されるというから、私の日光に弱い肌や目は治っている可能性がある。だが、リディアはそのままだろう。

 道具の項目を見ると、万能薬やらなんやらがあるから、リディアの肌や目も治せるかもしれない。そうでなくても、いろいろ使う必要が出てくるだろうから、ポイントは残しておくべきだ。転移してからも道具類は交換可能というし。


 私は12ポイントを残したまま、「完了」ボタンを押した。

 異世界転移へのカウントダウンが始まる。


「リディア……怒るだろうな」


 徐々に減っていく数字をボンヤリと見詰めながら、私はこれから行く世界のことよりも、妹のことを考えていた。

 立派で優しいお金持ちの両親を得て、学校で友達も作って、幸せに暮らしていけたはずの妹を、私は自分の都合で道連れにする道を選んだ。

 選んでしまった。


 泣いて、怒って、戻せって責めるだろうな。

 嫌われてしまうかもしれないな。


 そうなったら――妹相手だって、私は力を使うことになるのかもしれない。

 でも、できれば、本当に勝手だけど、妹には笑っていて欲しかった。


 裏切ったくせに。こんなこと望む資格はないかもだけど、許して欲しい。

 私たちを捨てた人たちも、そんな風に思っていたのかな。

 私たちに許して欲しかったのかな。

 勝手だな。

 本当に……勝手だ。


 ――いずれにせよ、もう賽は投げられてしまった。


『残り10秒』

『残り5秒』

『1秒』


『それでは、素晴らしき人生を。あなたの幸運を祈ります』


 そうして、私は眩い光に包まれた。


 ◇◆◆◆◇


「……あれ、私、寝てた……?」


 光に包まれて、浮遊間を感じて……。それから少し夢を見たような気がする。

 でも今は、ただ一人で薄暗い場所に立っていた。

 これが、異世界なのだろうか?


「あ、リディア! リディアは!? いるのっ……!?」


 返事はない。

 広くて暗い石造りの洞窟のような空間に、私の声だけが虚しく響く。

 周りを見渡しても誰もいない。


 よく見ると、ゴツゴツとした岩肌の手が届く高さだけが平らに削られ、点々と燭台が取り付けられている。揺らめく炎はとてもささやかな明かりに過ぎないが、「暗視」の効果か、夕暮れ程度には見えている。周りに誰もいないことだけは間違いなかった。


 なんで!? リディアも連れてこれるんじゃなかったの!?

 混乱する私の頭に、突如、声が響き渡った。


『ピンポンパーン! 異世界へようこそ、転移者ナンバー0001番、ナディア・ルプ。簡単にステータスボードの説明をします! まずは、ステータスを呼び出してください。口に出しても、心の中で呼びかけてもOKです』


 それは明瞭で大きな、でも自然と受け入れられるような、そんなだった。

 周りを見渡すが、誰もいない。


「……せ、聖霊……? 聖霊様の声?」


 聖霊は1000名の使徒に使命を与えるのだという。

 正教会の言うその話を私は信じていなかったが、しかし、この声は人間のものではありえない。神か、それに類するものに違いない。

 だとすれば、それが聖霊であるという話にも、一定の説得力があった。


『まずは、ステータスを呼び出してください。ナディア・ルプ』


 声は私の質問には答えなかった。


「ステータス」


 促されるまま呟くと、半透明の画面が空中に出現する。


『そのステータスボードから、各種の情報の取得、アイテムやスキル、ギフトの交換、人気番付やリアルタイム視聴者数、残ポイント数、クリスタル所持数を確認することができます』


『クリスタルは、それ自体でアイテムなどと交換できますが、30個集めることで1ポイントと交換することができます。クリスタルは、視聴者からの人気や各種のイベントで獲得することが可能です』


『アイテムの交換は、任意のアイテムのページで交換するボタンを押してください。ポイントに余裕があれば、今、交換してもかまいません』


 事務的な説明が続く。

 どれも私にとってはどうでもいいことだった。


「そんなことより、リディアは? どうしていないの?」

『護るべき者は任意のタイミングで呼び出すことができます。今すぐに呼び出しますか? その場合はステータスボードから――』


 声の説明によると、ステータスボードの任意のタブから呼ぶことができるらしい。

 持ち込みアイテムも同様の仕様で、確かにそこには『護るべきものを呼び出す』という項目があった。


「……これを押せば、ここにリディアが来るの? ここに?」

『そうです』

「これを……押せば…………」


 つまり、押さないという選択肢があるということ?

 私がこれを押さなければリディアは、この世界に来なくて済む?

 自分で選んだことのくせに、その可能性があることに怯む。

 しかし、私の心を読んだかのように声は言う。


『いえ、呼び出さないという選択肢はありません。あくまでタイミングを選べるというだけです。最長で7日間。7日経過しても呼び出されなかった場合は、強制的にこの世界に転移されます』

「あ、そうなんだ」


 じゃあ、迷う必要なんてないんだ。

 なら、すぐ呼ぼう。時間が経てば経つほど、迷いが生まれそうだから。


 それでも「自分でボタンを押して呼び出す」のは指が震えた。

 聖霊の仕業だとか、神のせいだとか、誰かのせいにはできない。

 私は私の意思で妹を呼び出してしまうのだ。

 ボタンを押そうとした刹那、また声が言う。


『ただし、呼び出される前に転移者が死亡した場合には、護るべき者は呼び出されません』

「え?」


 7日間の猶予期間中に私が死ねば、妹はこの世界に呼びされない……ってこと?


「神からの二重の意味での猶予というわけね……」


 愛する者を呼び出すのかの決断を、現場を見てから判断しろということ……なのかな。

 それは神の慈悲なのか、それとも「無責任な『呼び出し』を悔いる時間」なのか。

 ……いけないな。教会でそんな話ばかり聞かされていたから、少し感化されてしまっているかもしれない。

 おそらく、この神はそこまで考えていない。

 荷物と同じような扱いにしただけだろう。

 もしかすると、すでに地球のリディアは消え失せていて、荷物としてこのステータスボードに格納されている可能性すらある。


 ――事ここに至っては、考えるだけ無駄だ。


 これからの、未来のことだけを考えろ。

 私にはリディアが必要だ。

 それがすべてだ。


 ステータスボードのそのボタンを押すと、「リディア・ルプを呼び出しますか? YES・NO」の文字が出た。

 私はYESを選択。


『まだ7日間の猶予がありますが、今呼び出して構いませんね?』


 念を押すようには言った。


「構いません。お願いします」


 私がそう答えると、ステータスボードの『護るべき者を呼び出す』の文字が輝き、その輝きが再集結し人の形へと凝結した。

 何もなかった空間に、白い髪、白い肌の少女が浮かび上がるように出現する。

 私と同じ顔の少女が、目をパチクリさせて立っている。


「……………………ナディア…………? なんで?」


 キョロキョロと周りを見回す妹。

 服装はさっきと同じ。私が消えて、少ししたくらいのはず。

 私は妹の目が見れなくて、下を向いた。


「リディア…………ごめん。ごめんね」

「ごめんて……なんで? どうして謝るの? ここ……どこ?」

「私が……呼んだんだ。リディアのこと」

「ナディアが……? なんで? なんで?」


 妹の困惑が伝わってくる。

 それはそうだ。彼女は一切の準備だってしていないし、双子解消でこれから幸せになるはずだったのだから。


 洞窟みたいな広く暗い空間に、リディアの声が響いている。

 は何も言ってくれない。

 きっと、呼び出す前に説明だってしてくれていない。


「……リディアのこと、いっしょに異世界に呼んでもいいっていうから……私…………一人ぼっちが嫌で、リディアは嫌がるだろうなって思ったけど…………でも、嫌われてもいいからって、私」

「え? そうなの? 私も、異世界で暮らせるってこと?」

「う、うん」

「ナディアと? ふたりで? 前みたいに?」

「リディアさえ、良ければ、私……そうしたくて――」


 恐る恐る前を向くと、リディアが目を輝かせてバッと私の手をとった。


「やった! やった! ホントはずっとナディアばっかズルいって思ってたんだ!」


 そう言って、抱き付いてくる。

 久しぶりに感じる妹の体温に胸が高鳴るのを感じる。 


「いいの……? 私、勝手に呼び出したのに」

「いいに決まってるじゃん! 異世界だよ? 私もほんとは行きたかったんだ! ナディアのことずっと羨ましかった!」

「え、ええ!? 私だってリディアのこと羨ましかったのに!」

「なんで?」

「だ、だって、優しそうな両親に友だちだって――」

「あっはは、そんなのいらないよ、今さら! ナディアは欲しかったの?」


 そう言われて、私はハッとした。

 リディアは私とは「違ってしまった」と勝手に思い込んでいた。

 双子解消という言葉に秘められた気持ちを想像していなかった。


 もしも、私だったら――

 同じだ。今さら両親なんていらない。友達だっていらない。

 でも別れなきゃならないなら、笑顔で送り出さなきゃいけないなら、お互いに大人にならなきゃって。いらないものでも、大切なものみたいに振る舞わなきゃダメなんだって。

 私だって、本当はどうでもいい正教会の信徒たちに笑顔を振りまいて、興味のないお説教だって静かに聞き入れた振りをしていたのだから。


「じゃあ、おんなじだね! やっぱりおんなじこと考えてたんだ!」

「双子再結成だね!」


 リディアのその言葉は、じんわりと胸に染みた。


 妹の肩越しに自らの手のひらを見る。

 そこにはもうなんの印も存在していなかった。


 ◇◆◆◆◇


『アイテム交換はどうなさいますか?』


 しばらくして声がそう問いかけてくる。

 そういえば、この時間でアイテム交換をしていいという話だったか。


 リディアにはこの声は聞こえていない。

 ポイントは12あるから、一通りなんでも交換できる。


 声は意外と親切で、ある程度の質問は答えてくれた。

 万能薬を使えば、肌や目を普通の人くらいには強くできることとか、ポイント強化はできないけど、生き物を殺せば強くなれることだとか。


 リディアといろいろ考えた結果、最初はポイントを温存することに決めた。


『以上でよろしいですか?』

「はい、はーい。それで聖霊さん。私たちはこれからどうすればいいの?」

『自由に、思ったようにお過ごし下さい』


 親も、孤児院も、ミカエラ姉さんも、ニクも、正教会だってない世界。

 私たちは、私たちだけで生きていくのだ。

 住む場所。食べる物。いろいろ必要になる。

 妹だって護らなきゃならない。


『それでは、これにてステータスボードの説明を終了いたします。そして最後に、我々から一つだけ初回転移の特典として、身体能力強化系、または耐性系からランダムで一つ能力を付与させていただきました』


 調べると、精霊力アップがレベル1になっていた。

 精霊力というのがなんなのかわからないが、本来なら5ポイントも必要なもの。ラッキーだ。


『この世界でどのように生きるか、それは自由です。視聴者たちは常にあなたと共にあります。彼らの協力が得られれば、よりこの世界での充実が得られるでしょう。グッドラック』


 その言葉を最後に、ブツンと声は途切れた。

 今までの静けさが嘘だったかのように、不思議な音楽が回りから聞こえてくる。


「な、なんだろ、この音」

「ね。っていうか、ここどこ? 洞窟の中?」


 独り言のような私たちの言葉に、思いも寄らない返事があった。


「ここは闇の聖堂。結界は解けたようじゃな、異界の娘たちよ」


 深い深い声。

 洞窟内を反響するその声は、さっきまで聞こえていたよりも、ずっと神を感じさせる厳かさがあった。

 声の場所に目を向けると、そこには闇があった。

 暗い暗い空間にあって、一切の光を拒絶するかのような人型の深い黒。

 長い髪の女性の姿。

 巨人と言ってもいい大きさだ。5メートルくらいあるだろうか。


 大きな人影だが、不思議と怖い感じはしなかった。


「あなたは誰?」

「私は闇の大精霊。ミリエスタスの守護者なり」

「神様なの?」

「神ではない。闇を司る化身。お前たちは、こことは違う理の世界からやってきたね?」

「はい。今日ちょうど着たばっかりなんで、いろいろ教えてください!」

「ふふふ、物怖じしない子は好ましいな。近頃は、我を怖がる者が増えたゆえ」


 ――この邂逅が、私たちと闇さまとの出会いだった。


 闇さまは、私たちの味方になってくれた。

 いや、厳密にいえば彼女は人間全員の味方だった。彼女は誰かを害することがないが、人間同士の諍いは嫌った。だから、この場所は私たちにとっても安全地帯になった。ずっとマンホールの中で暮らしてきた私たちにとって十分すぎるほど快適な場所。

 ポイントを使えばベッドだって取り出せた。

 神官を名乗る人たちが文句を言ってきたが、闇さまが「良い」と言ってくれるだけで、許された。

 彼女と契約して、闇の精霊術というのも学ぶことができた。

 地味な魔法が多いけど、シャドウバッグというのは便利だった。


「魅了」


 その力を使うだけで、ほとんどの人間を従えることができた。

 特に男にはほぼ100%効いた。聖職者だろうが、騎士だろうが、全く問題にならない。

 しかも、私が「魅了」をかけた相手は、見分けが付かないのかリディアにまで魅了された。


 私たちには力があって、この国には虐げられた人がいて、なにより私たちには覚悟があった。


 小さなこの国で、気付けば私たちに逆らう者はいなくなっていた。

 私は強くなり、リディアを護るという目的も果たせている。

 食べる物にも困らないし、安全だし、妹だっている。


 でも、なにか物足りない。

 これからどうすればいいのかも、本当はよくわからない。


 この世界に来て何ヶ月か経った夜、私は軽い気持ちで「生きるヒント」を開いた。


<1クリスタルを消費して、「生きるヒント」を聞きますか? YES・NO>


 リディアは隣で寝ている。

 闇さまだけが、興味深そうに私がやることを見ている。このステータスボードは見えないそうだが、何らかの力が動いているのは見えるのだそうだ。


 YESに触れると、すぐにヒントが表示された。


<『再転移者を保護せよ』>


「再転移者……ってなんだっけ?」


 それがなんなのかよくわからないが、それっぽい人がいたら保護したらいいんだろうか。

 メッセージ機能はこないだ再解放されたけど、正教会の人たちからの罵詈雑言だのお説教だのがたくさん送られてくるから、もうあんまり開いていない。


「ま、転移者が近くに来ればわかるか」


 私は周辺地図も世界地図も両方持っている。

 転移者は青いドットで示されるから便利だ。


 この世界の人間が積極的に私たちを殺しにくる可能性は低いが、転移者は例外で、正教会から密命を受けた者が殺しにくる可能性はかなり高いと見ていた。私は正教会の「使命」を完全に無視するどころか、人殺しすら厭わずに生きてきたからだ。


 そんな私のところに来る転移者。

 それが、保護すべき対象か、それとも暗殺者か、判断するのは難しい。このヒントも話半分くらいに考えておいたほうがいいだろう。

 保護しようとしたら暗殺者でしたではマヌケすぎる。

 それに、私の「魅了」がいくら強力でも、銃で撃たれたら為す術もない。


「……でも、これ生きるヒントなんだよな。無視したら死ぬ……とか? 見なきゃよかったかも」


 うだうだと後悔しながら、ベッドに潜り込む。

 すぐ隣で眠るリディアの体温を感じながら、すぐに瞼が重くなる。

 明日は、なにをしようかな。

 なにか面白いことがあればいいな。


 ――――これが、私……いえ、私たちが彼に出会うまでのお話。




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