華守りの三十一字の花筏 僕らが見つけた守りたいもの
白羽瀬理宇
現代ファンタジー異能バトル
2025年06月24日
公開日
11.5万字
連載中
花の力が支配する世界
俺たちは禍虫と戦い、華守衆として生きることが、すべてだと思っていた
禍虫(まがむし)とよばれる、巨大な虫が出没する世界。
そんな世界で、禍虫から人々とその暮らしを守る者たちを華守衆(かしゅしゅう)とよぶ。
華守衆の一人、樟田マキは幼い頃に養い親である蘇枋ジンを喪い、華染ノ里(はなぞめのさと)で剣士として育てられた。
華守衆である一条アケルと共に禍虫と戦ううち、ジンの死の真相と、その裏にある陰謀と対峙していくことになる。
【作中用語】
護華院(ごかいん):実働部隊と研究機関を兼ねた中枢機関(本山や拠点を複数持つ)
護華庁(ごかちょう):内閣府直属の特別対策庁のような存在で、表向きは公的機関
華守衆(かしゅしゅう):所属メンバーの通称。花剣衆と結花衆
華染里(はなぞめのさと):華守衆が育つ里。学校などもある
花纏(はなまとい):華守衆が使う異能力の総称
花剣衆の能力
花刃(かじん):刀を強化するもの
花鎧(かがい):自らの身体能力を向上させるもの
結花衆の能力
花結(はなゆい):結界、加護
花信(かしん):陰陽師的な占いなど
禍虫(まがむし):敵。巨大な虫。芋虫やムカデなどの形が多い