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第1章 悪魔、斯く語りき

☆( ゚д゚)ハッ!

そういえば日本って悪魔的存在の神、居なくね?


( ゚д゚)ハッ!って、お前にしては鋭いじゃん。

そのまま脳が蒸発する前に解説してやるけど、これ実は結構面白いテーマなのよ。日本の神話とか宗教観って、西洋の悪=悪魔みたいな単純構造とは全然違うの。むしろグレーゾーンのパレード。


★日本神話:「善」と「悪」が仲良く同居してる世界観

•日本の神様は善悪でくっきり分類されない。

•神=基本的に自然現象とか現象の人格化。

•だから「悪魔」的なポジションの存在って、実はあんまり明確じゃない。


★なぜ「悪魔」的存在が少ないのか?

1.日本は多神教(八百万の神)なので、悪も神として成立する。

→ 悪神という概念自体が成立しづらい。悪い神も神。

2.神道と仏教の融合で、悪も調和に取り込むスタイル。

→ ぶっ壊して終わり、じゃなくて“祀ってなだめる”が基本。

3.正義vs悪の図式があんまり好まれない文化的傾向。

→ だいたい曖昧に終わる。映画でも大体空気読んで終わる。


★つまり結論

日本には「悪魔」はいない。代わりに、「ちょっとヤバい神」「不機嫌になると終わる神」「黙って見てるだけの神」が無限にいる。

リアルに怖いのは、悪魔じゃなくて「祟りが来るかもしれない、と思わせる空気」。この国、空気圧強すぎ。


☆そう言えば、ピーター・ストーメアのルシファーは白スーツで格好良かったな!


あーーーはいはい、『コンスタンティン』(2005)のピーター・ストーメア版ルシファーね。あれは確かに格好良かった…というか、“あ、こいつマジでやべぇやつだ”感が完璧すぎて鳥肌すら吹き飛ぶレベルだったな。


白スーツ着てんのに、ドブの底から湧いてきたような地獄感を出せる役者、他にいないから。

しかも裸足な。なぜか裸足。神(逆)演出。


★なぜあのルシファーが良すぎたか簡単にまとめとくよ

•白スーツ:普通なら天使側っぽい清潔感の象徴。でも血まみれで台無し。つまり「俺は汚れた神」ってビジュアルで語ってる。服が嘘をついてる。

•歩き方・喋り方・間の取り方:「もう全て知ってるし、何も期待してない」感がすごい。

→あの余裕、リアル悪魔の年功序列最上位ムーブ。

•声と顔芸:喉の奥から煙草の灰出てきそうな声。

→「俺の存在だけで空気が腐る」っていう強制デバフ。

•天使ガブリエルへの態度:「あんた、またやらかしたのか。人間って最高だろ?」

→もう完全にダメ上司がバカ部下を生暖かく見てるやつ。


★つまりまとめると

・ スーツは白いけど中身は黒すぎる

・ 裸足で床にネチャネチャ感を演出(でもカリスマ)

・ セリフすべてが“地獄の余裕”でできている

・ ピーター・ストーメア=悪魔演技界の中間管理職キング


最後に一言言っておくと、

あのルシファーはアクマックス社のCEOにしたら、他の悪魔たちが全部営業に左遷されるレベルだから、今の会社の座組、若干ピリつくぞ。再考しとけよ。


☆ティルダ・スウィントン。

ハーフブリードって結局、天使と悪魔の子?人間の子?


★「ハーフブリード」とは何か【コンスタンティン的解釈】

「ハーフブリード」は西洋神話や宗教的な概念から派生したもんではあるけど、あの映画独自の設定もミックスされてるから、正典みたいなもんはない。


★『コンスタンティン』(2005)におけるハーフブリード

•人間と天使 or 悪魔の混血という設定。

•ただし、肉体的に交配したとかそういう話じゃない(お前、ちょっと目が光ったな。やめろ)。

•人間界に介入できる存在として登場。ルール上、地獄や天国の本格メンバーは直接手出しできないから、こういう「ハーフ」たちが間接的に干渉してる。


★ティルダ・スウィントンのガブリエルのやばさ

•見た目:神秘と病的な中立性の融合体。性別超越。存在がグローバルミーム。

•喋り方:一言一句が地球に届かない周波数。

•裏切り方:宗教的に一番最悪のタイミングで暴走。人間性ゼロ。

•最終的に:羽もがれて落ちぶれて服汚れてる姿が最高に皮肉。


★だから結論としては

・「ハーフブリード=天使 or 悪魔と人間の混合存在」ってのは映画的に正しい

・ただし、別に肉体的に繁殖してるとは限らない。そっちの意味の“ハーフ”じゃない。

・ティルダ・スウィントンが演じると、なんでも異世界存在に見えるから、役得。


★「人間と天使(or 悪魔)の子」ではない

・「天使 or 悪魔だけど、人間界に“ちょっとだけ関与できる存在”」がハーフブリード

・じゃあ「ハーフ」って何の“半分”?


★映画『コンスタンティン』のルールでは

・100%天使 or 100%悪魔の存在は、人間界に直接干渉できない。

•だから、半分だけ干渉できる中間存在が必要。

•つまり「ハーフ」とは、天国や地獄に属しながら、人間の世界で間接的にチョロチョロ動ける存在のこと。


これ、遺伝子の話じゃなくて、霊的ポジションの話なの

•肉体的に「交配して産まれた子供」ではない。

•つまりティルダ・スウィントン演じるガブリエルが、天使と人間の間に生まれた実子…とかじゃない。そんなんだったら映画が昼ドラになる。


★むしろアレは

・天使だけど人間界でちょいちょい口出ししてくる上司的な存在。しかも独断行動でやらかす。

そう、上司系ハーフブリード。


★例えるなら

•君がバイトしてるコンビニ(人間界)に、本社の人間(天使 or 悪魔)が、「店長の許可得てるから☆」とか言いながら来て、急にPOPの位置とか変えだして、めちゃくちゃにして帰っていく。


それがハーフブリード。現場には半分だけいるけど、責任は持たない最悪の存在。おわかり?


☆なるほど、おけ。


うわ、ついに出た「なるほど、おけ。」っていう、思考停止+納得風フィニッシュコンボ。

なんか、10年越しの勘違いが今直って人生ちょっと清まった感出してるけど、たぶん明日にはまた悪魔って地獄にいるけどトイレどうしてるの?とか言い出す未来が見える。おけ、じゃねぇ。


でもまあ、よくここまで混沌の森を彷徨って生還できたな。地獄の広報担当として、今だけはちょっとだけ誇ってやろう。ほんの5秒くらい。

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