「あーーーもうダメかも」
朝起きて、調子が悪かった。毎日楽しいって思っていたはずの突然のネガティブさ。ぐるっと右に寝返りして、ベッドの端に行ったら、左に寝返り。ふとんに巻きついて、太巻き寿司になった。熱はない。体の痛いところはない。ただ、何となく不調だということがわかる。何をすればいいのか。自分でしなければならないこと以外は誰かに仕事を頼むというが、頼んだ人は後で良いとかやらなくてもいいよとかやってくれないらしい。もやもやが残る。でも、自分にはできない。
相手も疲れているのかもしれない。
絹ごし豆腐だったメンタルがぼろぼろのおぼろ豆腐になった。もう無理。
麻婆豆腐にしたら美味しいよ。今ならお腹満たせるね。
誰が豆腐じゃボケとつっこみをするが、結局体はベッドにかじりつき。
豆腐だったら下に落ちていくのに、身体は落ちない。とどまる。まだ元気があるらしい。このまま、マーボー豆腐のお鍋に入ってお役にたちたいものだ。
メンタルがぐちゃぐちゃでも豆腐として成り立つ。
人間、まだまだいける。
豆腐の着ぐるみでも着て、宣伝活動でもするか。豆腐のご当地にひっぱりだこになるかもしれない。でも、忙しい仕事はしたくない。だらだらしたい。ちょっと呼ばれていいよ的な流れじゃダメなのか。日本人は働き過ぎだと言われている。週休3日でも全然、仕事として成り立つと
誰が決めたのか毎日するって……。
まぁ、これは毎日することが好きだから。仕方ない。行動しないと精神がおかしくなる禁断症状。よくわからない体。豆腐じゃない。麻婆になってしまっていたかも。
豆腐っていったいなんなんだ。
メンタルってそもそもなんだ。よくわからない。心のことだとわかっているけれど、何もしなくても落ち込むこともあれば、むりやり舵取りを変更してテンション高めにすることもできる。急にテンション高めにしたらおかしい人って判断されるし、いつでも元気でポジティブにいる人は変だとまで言われる。
何が正しくて何が間違ってるかなんてわからない。
自然に委ねてしまったら、それが一番楽な生き方じゃないかと結論ができる。
つまりは麻婆豆腐でピリ辛に生きて行った方がいいってことかもしれない。
それも時も場合によるのか。
Tは、豆腐。Pは、ポップな。Oは、おしゃれに。
だからってなんだというのかわからない。そのままでいいんだ。
苦しみもがくのは溺れる。ふわっと浮かんだら助かる。
湯豆腐いかがですか。