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第3話 高木夢との出会い

佑太と1年B組の教室へと向かった。


「ここだよっ!さっ、入ろっか」

「ドキドキする…」

「大丈夫!俺がいるから」


佑太は美沙の背中を押して教室へと入っていく。


教室内はすでに仲良しグループがいくつか出来ていた。


「あっ、佑太じゃん!おっはよー」

「おー、夢!!何、お前もこのクラスなの?」

「そーだよ!また宜しくね!」

「おー!宜しく!」


美沙は佑太達のやり取りにただ立ち尽くしているだけだった。

美沙に気付いた夢と呼ばれた女の子は、佑太に聞いた。


「ねー、佑太。その子は?」

「あー、この子、俺がトイレから出ようとしたら目の前にいたの。教室わからなかったみたい」

「あー、確かにここの校舎って、迷路みたいだよね。私も実は迷って人に聞いて来たもん」

「この子と同じじゃん!」


美沙は佑太の隣で立っているだけだった。


「こんにちは!私、高木夢たかぎ ゆめ。宜しくね!」

「私、杉本美沙、宜しくね」


こうして美沙と夢は仲良くなった。


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