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第14話 美容

帰宅すると早速美容パンの試作を始める。


「血液サラサラになって、肌にハリを…あとは…リフトアップ?」


生前も美容にそんなに興味がなかったのでどういう効果をつければいいのかわからない。


私はまずパンをこねながら美容に効きそうな魔力を微力に注ぎ、成形してかまどに入れた。


焼き上がったパンを試食する前に鏡で自分の姿を隅々まで観察してからパンを試食、その後鏡を見て驚いた。


「うっそ!ハリがでて全然違うししっとりもちもち!これは魔力をこめすぎたなあ…もっと微力にしないと」


他のパンに比べて見た目で効果が分かりやすいので効果が高すぎると中毒になる人が多そうで怖かった。


「はあ。パン作りって奥が深い」


余った試作のパンをモリモリ食べながらそう考えているとなんだか手が小さくなったような気がする。


慌てて鏡を見ると私は8歳くらいの幼児になってしまっていた。


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