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第二十五話「草映画館」


「1」


 ーー「石山県草山市久佐野村」ーー


 大草原をイメージする雑草だらけの草山市。

 この草という草大義名分元に草だらけで至るところ草生えてる。

 草無論この草住民は野菜よりも草をたくさん食べる。

 草を食べるイナゴ。

 草を食べる家畜。

 草の絵を描く画家。

 草を食べるために全国からきた草太郎さん。

 とにかく草だらけしようとこの久佐野村が立候補してこの市の唯一映画館を建てた。

 その映画館の名は草山映画館。

 草だけに草映画館である。

 草、草、草、と草畑を草セリフ叫んで草耕してる老人の前に草できた草看板のクサイ案内の元、草映画館が建てられている。

 草映画館の前には草山イメージ草アイドルの草コスプレしたおばあさんグループ草図金。一部草オタダンスを草披露する草オタ老人たちで『草君のためにくさっと草を指す』を草フレーズに客寄せならぬ草寄せしている。草行列には草映画館を見ようと草全国からクササを草見するために老若男女たちがクサるほどたくさん訪れている。

 草映画館の草行列にこの草怪談を語る草登場人物がいる。

 草主人公ヒロインキャラ、八木楓。白粉肌に黒髪に草のヘアピンにしてポニーテールにしてる。服装は昔大正時代に祖母が着込んだ草の絵柄である袴。片手には草の入った草クレープを草ごと食べている。

 草ヒロインキャラ、永木桜。茶髪に草のティアラをしてる。服装は草柄のメイド服を着てる。彼女は草太郎さんのクサイ絡みの草同人小説を腐るほど真剣に読んでる。

 草サブヒロインキャラ、夢見亜華葉。草で染めた緑髪に草で出来たとんがり帽子を身につけてる。服装は草染めしたローブ。彼女は草山市のクサモン草RPGの『クサイロード』に出てくる草キャラのコスプレしており、草カメラオタク老人から腐るほどフラッシュを焚いてる。

 草チョロインキャラ、黒木あかね。今回は出演料が出ると聞いて大人の事情に参加した。今日は気合いを入れて緑のドレスとイシヤマブランド草カバンを身につけているが何か気合い所を間違っている彼女である。

 草ツンデレヒロインキャラ、八木瑠奈。今回は残念ながら出演が見送られた。その代わりに瑠奈の草捨てセリフを亜華葉が彼女の録音したラジカセを持ち『ちょっとあなたクサイのよ!わたしあんたのことクサイから近づくのやめてね!でも、たまにだけど1キロ離れたところなら、許してあげ……ちょっと理奈!?それ!わたしの草パンをパクサらないで!クサクサ!』というツンデレ草台詞を残してくれた。若干草トラブルがあったがクサイニュアンスが気になる所である。

 草イケメンキャラ、永木翼。茶髪に草のヘアロックしてお相撲スーツを着込んでいる。片手には草入りエキスのジュースを鼻つまんで飲んでる。彼の周りは汗だくになって汗クサイのを個人的に気にしてる。

 最後は草無視キャラ、梅田草…虫男。普通に地味な草の着物を着込んでる。頭の草髪は草山原産の草馬が草と間違えられてガジガジと噛んでる。彼の草頭はベチャベチャでみんなからクサイクサイと言われる。楓達からもクサイので離れている。そしてメインオマケ草僕ヒロイン野花手鞠は自宅先で草寿司を食べながら1人寂しくお留守番してる。

 そして長い草行列の中から草映画館員から草で作った草の和紙でできた映画チケットを渡し中に入った。


 「2」


 ーー草山映画館シアター内ーー


 楓達は鼻をつまみながら辛うじて草で出来たクサイ草席に着席する。

「暑いし重いしめちゃくちゃクサイ」

 亜華葉はラジカセを膝に置き、草で出来た団扇で仰ぐ。

「疲れたわ。これギャラでるよね?ね?ね?」

 あかねのギャラの催促にみんなは無視してる

「これが草山名物草映画館か確かにクサイな」

「先生がね」

 と、桜が鼻声で虫男の草頭がまだクサイので鼻をつまんでる。

「ムッシー、クサ暑くない?ここ、草で汗だくでクサイよ」

 と、翼はスーツで汗まみれになって自分周辺が暑くクサイらしい。

「冷房効いてませんから、汗だくになりクサイかもしれませんね」

 と、クサイことはしょうがないと楓は言う。

「梅田先生。何か冷たい飲み物買ってきて。あと、クサイから頭ちゃんと草洗ってきてクサすぎてクサイの梅田先生の草あ・た・ま・がくさくさくさくさ」

 と、桜は鼻をつまみながらクサマシンガンセリフを連発する。

 虫男以外全員眉を吊り上げてクサイの我慢している。

「……クサイ……わかったよ。俺もクサイこと気になったから、草石けんでたくさん洗ってくるよ。飲み物適当にクサジュースを買ってくるわ」

 と、桜の言葉にグサっと効いた虫男はクサジュースと草頭にあるクサイの草取るためにお手洗いでクサイの流すことを決めて草席を立った。

 虫男が出て行った後、しばらくすると桜は周辺を気にする。

「どうしました、桜さん?」

 楓は桜に尋ねた。

「……誰か見られてるような」

 桜は誰かに覗かれてる気配を感じた。

「大丈夫だよ、姉貴。こういうのじいちゃん達に任せばいいから」

 翼は桜に安心するように言った。

「そうよ。わたしがそんなやついたらとばしてあげる」

「あたしはギャラが出ればそれでいい」

 亜華葉は拳でジャブを打つ動作をする。一方であかねは携帯扇風機を涼んでるのみて桜達はうらやましいそうに見る。

「そうですよ、桜さん。私たちは草映画を楽しみましょう」

 楓は草クレープを食べ終えた。

 館内が徐々に暗くなる。

「お、始まるね」

 翼は姿勢を正した。

「お、間に合ったか。ほらよ」

 草石けんで洗い落とした虫男は彼らに草山名物クサジュースを配る。

「草映画はどんなだろう?」

「ふふふ。楽しみね」

 映画が始まった。


 「3」


 ーー「草山映画館シアター内」ー


『クソッ!?クサップが草ごとやられた』

『ククク。サー、もう逃げれないぞ草野郎』

 スクリーン映画場面には字幕吹き替えの海外クサウッド主演男性俳優達2人が演じてる。そこに映画鑑賞してる草山名物の草豆をぽりぽり食べるカップル男女2人。

「草奈、今日の草度数何点ですか?」

「草吉、52点ね。少しクサわざとらしいのよね草」

 草奈は草吉から草豆を取り食べる。

 映画館内では彼ら2人以外誰もいない。

 と、映画は急展開の場になる。

「お、クサイ展開きたな。草セリフでるかな?」

 と、草吉は草豆を一口摘んだ後、草サイダーを吸う。

『おまえのクサイケツに俺の草マシンガンをクッサぶっこんでやるぞ。覚悟しろ、この草虫野郎』

 シーンには草セリフの字幕が表示されて主人公は草で出来たマシンガンを乱射する。そのとき悪役が倒れようとするとスクリーン場面が突然切り替わる。

『ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー』

 と画面の上から叫んで大量に降ってくる白いゾンビのような人達。一瞬元の草映画に戻る。

「ん?今なんか草、クサイ変なもんたくさん映らなかったか?」

 草吉が目を擦ると、

「おそらく草テープの草故障じゃない?ここの草映画館めちゃくちゃクサ古いし」

 草奈は大したことなさそうに草サイダーを一口吸う。

「そうだな。クサ大したことないだろ草」

 (ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー)

「最近、隣のクサイ映画のクサ音漏れよくするな草」

「まあ、クサイし草古いし、草仕方ないわよ」

「草奈、オレちょっクサ、草トイレ行ってクサイモンしてくるわ」

「もー草。いってらっしゃい」

 と、草吉は席を立った。

 (ぎゃー)


 「4」


 ーー「草山映画館トイレ」ーー


「さーて。クサイの早めに済ましてと。ん?」

 着物の着た青年がトイレの洗面台で頭を洗っていた。何やら草石けんで洗っていた。

「はー。桜だけでなく、みんなからクサイクサイクサイて言われてるな。はークサ」

 草吉はクサイ青年を避けて仕切りの草便座トイレの草ドアを開けて中に入った。

 (パチパチ)

 突如、ラップ音が鳴る。

 そして蛍光灯が点滅する。

「ん?なんか草調子悪いのかな」

 草吉は気にしなかった。が、

 (……ぎゃ……)

 そのトイレの壁の上から仕切りに出現したそいつ。

 草吉はすぐトイレのクサイ水を流した。

 草吉はトイレの草ドアを開けてゆっくりと足取りで草奈のいるとこへ戻った。


 ーー「草山映画館シアター内」ーー


「あら、草早かったじゃない草吉」

「……ああ」

 草吉は少しあさっての方向を見てた。

 映画はクライマックスシーンに入る。

 主人公とヒロインが一緒に飛行機で飛ぶシーン。

『君とここで草とお別れになるかも知れない。俺は君がクサ(ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーぐぎゃ)」

 画面が突然切り替わり空高くから白目のゾンビが真っ逆さまに落ちてきて叫びながら落ちた。

 一瞬、元の画面に戻るとスタッフロールが開始された。

「あれ?なんかまた変なクサイの草混じってるね草吉」

「………ああ。そろそろクサイし帰ろうか」

 と、草吉は帰ろうと準備する。

「えー。わたし草にまだ残るわよ。クサイなら先に帰って」

 と、草奈はまだ居残るみたいだ。

「いや、クサ飽きたし、クサしてもう帰ろうよ。次のクサイところ行こーぜ」

 と、草吉は急かす。

「いやだ。わたしまだ草見飽きてないもん。草吉が先に帰って」

 草吉と草奈は口論になる。

 草吉はイラついて草席に叩いて。

「あー!クサ!もうわかったよ!!クサイし先に帰るからな!!」

 草吉はズカズカと帰っていた。

「何よ!あいつ草」

 草奈は草サイダーを一気に吸った。

 (ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー)


 「5」


 ーー「草山映画館出入り口前」ーー


「草奈のやつ。後でクサイの後悔しても知らんからな草」

 草吉は憤りを感じていた。そして映画館の外に出ると。

 (ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー)

「……………………」

 外にはクサイ奴らがたくさん待ち受けていた。

 草吉は外に出るのあきらめて館内にある飲み物買って草奈にいる場所へ再び戻った。


 ーー「草山映画館シアター内」ーー


 草吉は館内に戻り草奈の所に戻った。

「あら、クサイから先に帰るじゃなかったの?草」

 草奈は少し機嫌が悪そうだった。

「……クサイ気分が変わった。それとこれ草」

 草山名物草野菜ジュースを渡した。

「草いただくわね」

 草奈は飲み物をストローで吸う。

 (パチパチ)

 映画館スクリーンが点滅してる。

「今日はやけに草故障かしらね」

「……そうだな草」

 (ぎゃー)


「はー、クサ。もういいかな?クサイから、そろそろ帰ろう草」

 すでに夜の10時になっていた。

「……もう少し草いないか?」

 と、草吉の提案に対して草奈は、

「はぁ?草、明日わたしクサイ仕事なのよ!草吉もそうじゃない?」

「いや、もう少し草いいだろう」

 と、草吉は必死に引き止めるが、

「……わたし、もうクサ眠たいの!クサイし帰るわ!」

 草奈は帰ってしまった。

「……俺はクサ知らんからな草」

 (パチパチ)


 ーー「草山映画館出入り口前」ーー


「草吉、何考えてんのよ!全く草」

 (ぎゃ……)

 そいつは草奈の前から天井から真っ逆さに落ちてきた。

 草奈は途中歩くのやめた。

「…………」

 ふと映画館の外を見ると白いやつらが溢れていた。突然、映画館内の蛍光灯がパチンと真っ暗になる。

「………」

 草奈は草吉の所へ一旦戻った。


 「6」


 ーー「映画館シアター内」ーー


「………草吉」

 草奈は草吉のそばに寄る。

「おう。草野郎いただろ?」

 と、草奈はうなずき着席する。

「とりあえず今夜はここでクサ暇潰しそうぜ」

「草そうね」

 (ぎゃー)

「草うるせー」

 草吉は映画スクリーンに向かって叫んだ。


 ーー「1週間後」ーー


「ふー。草さっぱりした」

「草おかえり……」

 草吉はシャワーから戻ってきた。

 草吉達はずっと1週間前から映画を見ていた。眠る時はそのままで草奈がトイレやシャワー行く時は一緒に行って草吉が見張りしている。

『おまえの草笛が(ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー)届いたぞ」

 謎の切り替えが頻繁に起きていた。

「ねぇー。なんかクサくない?」

 草奈の指摘に、

「クサイか?ま、1週間もいれば草匂うかな」

 草吉は言った。


 ーー「数ヶ月後」ーー


 草吉達はやつれていた。

 ただ映画を見てるだけだった。

「……そろそろ草家に帰るか」

 と、草吉の提案に、

「草そうね」

 と、草映画館から出ることにした。

 (ぎゃー)


 「7」


 ーー「1年後」ーー


「よっ。久しぶり草」

 草吉は久しぶりの草奈に声をかけた。

「草吉、久しぶりね草」

 草吉達は服装が至るところぼろぼろだった。髪型もツヤツヤ感もなくなってる草奈。草吉も髪型ボサボサで無精髭だらけだった。

「草家どうだった?」

「お父さんとお母さんは泣きながら、クサイほど心配したわ。ほかの友人や知人もクサイから引っ越すて言ってたわ草」

 草奈は寂しげだった。

「俺も草似たようなもんだな」

 草吉はひげをさすった。

 映画がクサイ終盤になりそうな時に一瞬画面切り替わる。

「草、また……」

 草奈はため息を吐いた。

 しかし、映画内容は違っていた。

「これって、草しか映っていない」

 草だらけの映像が流れていく。

「これって、わたし達の草じゃん。草いつ撮ったの?」

 草吉達が映り家畜に草の餌やりをやっている。そこで草の映像終わる。

 草吉は立ち上がった。

 その手元には草できた小さな箱が。

「このクサイ映画のクサイスタッフに頼んで草だらけのクサイ映画流してもらったんだ。

 だから草奈、俺と草同士クサイ人生クサリカケなるまで草山で一緒になろう」

 草奈は大泣きしながら頷いた。

 草吉は草で出来た草の指輪を取り出し草奈にはめさして抱き合う。

『草』

 映画の字幕に『草』とデカデカと表示してどこから誰かの男性が叫ぶ。そっと映画の席はいつのまにか白いゾンビで草満員になった。


 草映画館 終



 客はぞろぞろと映画館シアター内から出る。

「終わったな。楓」

「ええ。終わりましたね」

「あー。早く帰ってお風呂に浸かりたい気分」

「なんかクサイ演出だったね」

「で、あいつどうするの?楓さん」

「お婆さまが呼んできますから任せましょう」

 虫男は自分の腕時計を見る。

「じゃあ、俺たち先に帰るからな。とことんやれよ楓」

「八木さーん。ごめんね、わたし達のために」

「いいのよ。桜さん達にはお世話になってますからね」

「ねー?ギャラは忘れずにね!」

 と、楓以外みんな先に映画館内に出た。


 「8」


 残った楓は映画館スクリーン内の画面の真ん中に立ち、息を思いきり吸って吐いた。そして楓の両眼が真っ赤に染まった。

「そこのあなた!あなたよ?わかってるんだから」

 楓はあちこち歩いた。

「もしもーし!聞いてますかー?」

 楓はたち止まり耳をすませる。

 すると、どこからくしゃみの音がする。

 誰もいない席から笑い声がする。

「もう、返事はくしゃみでするな!」

 誰もいない席から多数笑い声がまたする。

 楓はさらに声を込める。

「まぁ、でも草映画館の怪異談終わってしまうね」

 誰もいない席から嘆く惜しむ声がする。

「でも、次は続編あるかもよ?期待してね!」

 誰もいない席から大歓声がする。

「で、どうだったかしら?草映画館の作品見てくれたかしら?」

 誰もいない席から戸惑う声をする。

「フーン。ただ見てよんできたりだけかしらね」

 そして楓はそこにあった草席をちょこんと飛びはねて着席する。

 楓は足を組んで腕を組む。

「あなたもこりないわねー。ずっとさっきからそこにいて見てたのわかってるわよ」

 楓は席を立ち上がりスクリーン画面の背後に突然クスクスと笑い出す。

 あはははと大きな笑いすると誰もいない席から釣られて笑う。

 笑いを込みあげて手を叩くと誰もいない席から大爆笑が起きる。

 そして楓は途中で笑いかけるの中断して楓は拍手する。

 そして誰もいない席から拍手。

 拍手が1人また1人拍手が増えていき次第に一気に集まり拍手喝采(スタンディングオペレーション)なると同時に楓は右手を挙げて拍手が中断する。

「はい!質問です。この中にあなたはどこにいるか教えてね」

「そいつ!」と楓が宣言するとその場にいない席から全員があなたを指をさして教える。

「さて、もう一度そいつ!」と宣言すると再びその場にいない席から全員があなたを指をさして教える。

 楓は指をさす方向に向かって近づき言った。

「こんにちは♪初めましてかしら?あら、逃げないでよ。もうしょうがないな。呼んじゃうね?」

 楓はスマホ取り出してどこかにかける。

 (~♪)

 館内から、突如スマホのメロディ着信音が鳴る。しかしすぐ中断される。

「あらあら、まぁ。あなたものすごくシャイなのね?……突然だけどそんなあなたに朗報よ!私たちの草映画館の完結編にご招待しまーす♪おめでとう!」

 誰もいない席から大歓声が湧く。

 楓が右手を挙げると、大歓声は中断される。

「あなたが最後の主演で主人公よ。ま、あなたはもうこの世界の住人ではないから、今さらないけどね」

 誰もいない席からブーイング鳴る。

 そして楓はあなたに向かって早足で近づき微笑みながら、小声で囁く。

「いい夢見られるといいわね♪」

 (パチパチ)

 突然館内の明かりが点滅して真っ暗になった後、映画スクリーン画面がいくつか切り替わり、現在あなたの映し出された映像が載せられた。

「じゃあ、いってらっしゃい♪」

 (~♪)

 館内が徐々に明るくなり、スマホのメロディ着信音が鳴り続けていた。


 あなた END



 ーー「????」ーー


「う~ん。うううーん」

 ボトン。

 (…ぎゃー…)

「あー。スッキリした」

 フキフキ。

 クイ。

 ジャーーーーーー。

 (ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー)

 カチャ。キー、バタン。


 草映画館 完結(●)編



 おまけ♪


「ギャラ♪ギャラ♪」


 あたし、黒木あかね。

 久しぶり八木家から出演料がもらえるのだ。


「はい。あかねさん」


 楓の母親から出演料の封筒をもらった。

 あたしはワクワクしながら封筒の中身を開ける。


「え、これぽっち」


 ワンコインだった。


「あなたのお母様からきちんと言われてるから、あなたの将来に必要な口座に振り込んでますからね」


「そ、そんな~」


 あたしはそれを聞いて草が生えないほど落ち込んだ。


 えんど♪

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