「10」
『夢想家のリーダーへ、どうしたんだ?
みんなが夢を追うばかりで、作戦が進まないのか?
よし、わかった。私がみんなを夢に飛ばしてやる!
みんな、集まってくれ。
リーダーのお前は、この白紙を配ってくれ。
準備はいいか?今から作戦を始めるぞ。
作戦プランは、アルファベットの「A」だ。
お前はみんなに伝えて、白紙に「A」と書いてくれ。
できたか?よし、全員が「A」を書いたら、
おまえが作戦家にジョブチェンジだ!
夢想家のリーダーへ、やるべきことはシンプルだ。
一緒にこの夢を、みんなで追いかけよう!
作:天野つみれ』
ーー「野花高校1年B組クラス内」
「みんな協力して!」
と、何やら夢見はとべることに対してみんなに協力求めた。
んで、しかしみんなはヒソヒソとざわつき出して協力に関しては慎重的である。
「具体的に何をすればいいんだ?」
と、男子生徒の富山和昌が言った。
「天空上に登る山を作るのよ」
その具体的な意味がわからない。
と、女子生徒の黒木あかねがツッコミいれた。
「その天空なんちゃらを作ってどうすんのよ?私たちになんのメリットあるわけ?」
それはそうだよな。
「そ、それは達成感という……」
と、クラスメイト達は呆れてそのまま席を立って帰ってしまった。
唯一親友である楓さんと桜さんもこの後用事があるのか出てしまった。
「……」
ーーーー。
夕方遅くに結局残ったのは俺と和田岡、そして天野のいつもの馴染みのメンバー3人である。
天野はどこか腕を組んでなにかつぶつぶつぶやいてるが大丈夫なんだろうか?
夢見はどこか寂しくたそがれていた。
「なー?夢見。そろそろ帰ろうぜ」
「……あんたが帰ればいいじゃない」
「は?」
「あんたに何がわかるっていうの?ただのストッパーだけの野球部補欠のあんだが!!」
「……」
「ちょっと言いすぎだよ。夢見君」
「……いいんだよ和田岡」
夢見は俺のことをそう思っていたのだろうか。
「……すまんが俺は帰るぞ」
「……あ」
俺はいたまれない空気感にそのまま帰宅した。
「……」
「11」
ーー「????」ーー
俺は食欲がなかったのか、そのまま早めに寝た。
「かつ……かつ……」
ん?夢見か。
また夢を見てるんだな……。
て、えーーーーーー!?
そこにいたのは中国の世界遺産である万里の頂上である雰囲気に似てるな。
そういえば歴史で万里の頂上を習った感じだな。
そこに夢見と似たクローンがせっせと工事をしてるな。
それを見た夢見は目を瞑り、一気に万里の頂上まで駆け上っていく。夢見の姿を小さくなるまで見えなくなると俺は意識を失った。
ーー「次の日」ーー
夢見が珍しく俺の自宅までわざわざやってきた。
気まずい雰囲気だが俺に深々と謝罪した。
俺はその謝罪を快く受け入れた。
で、その夢見は天野と和田岡と相談してみんなに協力するために作戦を練っているそうだが一体なんのかわからない。数週間後、それらしき協力得られたので休日ある日のこと、俺は夢見を連れられてその場所に向かうことになった。
④へ続く。