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第47話

「ところで、君はなぜ捕まったんだ?」


「ちょっとこの城のことが知りたくてな。

でも、忍び込んだら、悪党の巣窟になってて…」


「この城のお宝でも探しに来たのか?」


「まぁ、そんなところだ。」




ふたりの会話を聞いて、なんだか不思議な気がした。

私達は、どこかに売られるかもしれないのに、どうしてこんなに落ち着いてるんだろう?って。




「ここにはどのくらいの人数がいるんだ?」


「そうだな、多く見積もっても20人はいない。

ここには浮浪者もそこそこいるが、奴らは無害だ。」


「なるほど…」


マリウスさんは、急に声を潜めて笑い出した。

私にはその笑いの意味が分からず、黙ったまま、次の反応を待っていた。




「俺は、ここを出るつもりだが、あんたたちはどうする?」


「もちろん、私達もこんなところにいたくはない。」


「そうか…じゃあ、決まりだな。」


そう言うと、マリウスさんは立ち上がり、指をぽきぽきと鳴らした。

そして、鉄格子の傍に行き…がちゃがちゃという音がしたかと思うと、次に鍵の外れる音がした。




「……行こうか。」


マリウスさんは扉を開き、びっくりする間もなく、フェルナンさんと私もその後に続いた。

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