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第152話

「シャルアさんにもきっと赤い糸で繋がれた運命のお相手がいますよ。」




そう言いたい気持ちを、私はぐっと我慢した。

シャルアさんを励ましたい気持ちはあるけど…

残念ながら、シャルアさんの毒は治しようがないという…

そんなシャルアさんに、いい加減な励ましなんて言えるはずがない。




「もしかしたら、大巫女アーリアにはその赤い糸が見えるのでしょうか?」


「え?さぁ…どうでしょう?」




見えてはいないと思う。

だって、そんな顔さえ知らない人…運命の人のはずがない。

私の赤い糸は…




その時、脳裏をかすめたのはまたフェルナンさんの顔だった。




馬鹿だな…

フェルナンさんとの縁はもうとっくに切れてるのに…

今、フェルナンさんがどこにいるかもわからないのに…

そんな人が、赤い糸の相手であるはずがない。




「シャキア…あなた、こちらに誰か好きな方がいたのではありませんか?」


「え?な、なぜですか?」


「ふと、そんな気がしたのです。」




すごいな。

これって、もしかして、私達が双子だから…?

双子は、テレパシーみたいに自然と通じ合うところがあるっていうけど、本当なのかもしれない。



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