side神桜
夜、私は高菜ピラフと、オニオンスープ、肉じゃがを作っていた。
料理は嫌いでは無い。
美味しい物が食べたいから、自分で作る。
ただそれだけだ。
出来上がって、リビングのソファに座る夜宵さんを呼んだ。
「私…
やっぱり、帰ろう…かな…?」
夜宵さんが言う。
「なぜ?
彼はアナタを裏切ったのですよ?」
悪魔が私にそう言わせた。
「それでも…」
彼女は、小さな声で言った。
「明日送ってあげますよ。
今日は遅いので。
さぁ、食べましょう。」
私は天使の微笑みで言った。
しかし、心の中は悪魔が占めていた。
今夜襲う、とその時決めたのだ。
夜ご飯が済み、彼女を寝室へ運ぶと、そのままベッドに押し倒した。
もう逃がさない…
彼女に熱い口づけをして、シャツのボタンをゆっくりと外していった。
彼女は、ただ泣いていた。
だけど、私は自分を止める事は出来なかった。
その涙に口づけながら、下着を外した。
彼女の温かい中に指を入れると、彼女は私の腕を掴んで可愛い声で喘ぎ始め、身体をビクビクと震わせた。
吐息が重なり、喧嘩の時とは違った興奮が頭の中を占めていく。
彼女の胸に口づけて、胸の突起が勃つまで愛撫した。
彼女は、快感に飲まれても、なお泣いていた。
しかし、その泣き顔でさえも、私を興奮させた。
何度も何度も、愛撫しながらキスを繰り返して、彼女の身体を高めていく。
その感じている表情も、声も、身体の動きさえも、愛おしかった。
私は自分のTシャツを脱ぎ、ベルトを緩めた。
しかし…
そこで、玄関のチャイムが鳴った。