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第96話

それじゃ、汚れが落ちませんよ!?」


「落ちますよ!」


そして、私は調月さんに米の研ぎ方を教える。


はぁ…

2人分時間がかかるわ…


「調月さん、食器一応新品だけど洗ってくれます?」


それぐらいできるだろう、と思って任せてみる。


数分後。


また、シャボン玉が飛んできたので、ハッとしてシンクを見た。


シンクはバブルバスのようになっている…


「あのね、調月さん、洗剤どのくらい入れました?」


「使い切りタイプでしょ、この洗剤?

全部入れましたよ?」


私は調月さんに戦力外通告を言い渡した。


やっとの思いでハンバーグとコーンスープとご飯が出来上がり、私たちはダイニングのテーブルに座る。

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