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第13話 2025.08.26

さて今月2回目の日記である。

……日記って毎日書くから日記っていうんじゃないの? などという真っ当な指摘は受け付けておりませんのであしからず。


最近はどう生きていたのか? 自分のことながらイマイチ記憶や感情がはっきり思い出せない。

しかしまあはっきりしていることは、とにかく労働はクソ。私にとってこれはいついかなる時も真実だ。私の人生が労働に蝕まれて以来その思いが揺らいだことは一度としてない。

でも多分本当は労働そのもの、労働全てがクソ、というわけではないのだと思う。

狩猟採集や自分1人の農耕などで生きてゆけるとしたら、現在抱いているストレスからは大きく解放されるだろう。(もちろん労働の成果が自身の生死に直結する恐怖によるストレスが大きく存在することにはなるだろうが。)

まあともかくこの現代日本社会における労働がクソだという点には異論の余地がない。どうあっても生活の大半を私は労働にぶん投げているというのは事実だ。


さてそんなことより、今朝起きてTwitterを開いたら活動終了というニュースが飛び込んできた。

おわよるとはこの項では何度も言及しているが、『終わらないで、夜』という私がここ数年特に大好きな女性アイドルグループだ。

非常にショックではあるが正直言うとそんな予感がゼロではなかった。

いつライブを観に行っても特典会はガラガラ、新規のお客さんも恐らくほぼいない。新メンバー募集のオーディションも実施されたはずなのに続報が一切ない。新曲も1年以上(もっとか?)出ていない……正直ここまで存続できていたのが不思議なくらいだと思ったこともある。

私もオタクとしてグループを支えるような応援の仕方が出来ていたかというと、全然まるでそんなことはない。新曲が出ないことを言い訳に最近は月に1回くらいしかライブを観に行っていなかったように思う。

それでも毎度ライブを観る度、涙を流さんばかりに感動した。いつもメンバーの皆は本当に心を込めて楽曲の世界を表現していた。真摯な楽曲・パフォーマンスというのは私にとって本当に救いだった。


最近の女性アイドルグループはショート動画のようなグループばかりだ。

「カワイイ」に特化したビジュアル・表現の圧倒的わかりやすさ。10秒で全貌が掴めるようにしなければならないかのようだし、そういった客層を取り込むには実際そうしなければならないのだろう。まあもちろんそうした傾向はアイドル界隈に限ったことではないだろう。

だからこそそうした傾向とは真逆とも言っていい表現を続けてきたグループが敗れ去ってゆくのはある意味必然なのではないか……とも思う。圧倒的に誠実な表現が敗れ去ってゆくのは本当に悲しいが、だからこそそうした表現を続けてくれたグループがあったということは本当に稀有な奇跡だったのだと思う。


だから「おわよる何で活動終了してんだよ!」というよりも「何で時が過ぎてゆくんだよ、ふざけんな!」という気持ちの方が正確だ。

どんな物事にも終わりはやってくる。私たちは時間という枠組みの中でしか生きられず、意識を保てない以上仕方のないことだ。「だがそこをなんとかならんかね、神様?」という気持ちだ。おわよるが解散するまでのあと1か月半ほどを永遠に引き延ばしてくれんかね?


まあ今はそんな気持ちです。

ヒドイ暑さがまだ続いておりますが、皆さんなんとか生き延びて下さい。

ではでは~




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