目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報
ロスト・バッジ 追放された元銀行員は古巣メガバンクを買う
ロスト・バッジ 追放された元銀行員は古巣メガバンクを買う
伊達ジン
現実世界仕事・職場
2026年09月02日
公開日
4,367字
連載中
東都中央銀行で将来を期待されていた24歳の銀行員・佐藤任三郎は、不正融資案件の責任を押しつけられ、行員証を返して銀行を去ることになる。 経歴に傷がつき、再就職にも苦しむ中、任三郎のもとへ持ち込まれたのは、資金繰りに行き詰まった倒産寸前の町工場の相談だった。 銀行から見放されたその会社で、任三郎は数字だけでは分からない技術、人材、顧客、そして利益を失わせている取引構造を見抜く。 金融知識、企業分析、資金調達、交渉を武器に始めた再建は、やがて新たな企業との出会い、M&A、投資、そしてより巨大な資本を巡る戦いへと広がっていく。 銀行の肩書を失った男が、自分自身の実績だけで信用と企業を積み上げていく。 その先に待つのは、かつて自分を追い出した巨大銀行を、今度は「買う側」として見上げる日だった。

第1話 バッジを返せ

loading