月光聖女~月の乙女は半身を求める~
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あらすじ
詳細
「天の羽衣」×「人魚姫」。本来なら出会うはずのない、言葉が通じない異世界男女のすれ違い王道純愛ラブストーリーです。 マテアは月光界で月光母神に仕える者として、仲間の乙女たちと平和に暮らしていた。 月誕祭がくれば、両思いの青年ラヤと結ばれることになっている。仲間たちからお似合いと褒めそやされ、その日の訪れを待ち望みながらも、内心では自分がラヤにふさわしいか悩んでいたマテアは、ある乙女の知恵を借りて地上界へと降り、そこで出会った男に大切なリアフを奪われてしまう。 混乱して月光界へ逃げ帰ったマテアだったが、リアフなしでは駄目だと思い知っただけだった。あの男からリアフを取り戻すのだと固く決意して、再び地上界へ降りることを決めたマテアに、月光母は彼女を待ち受ける残酷な未来の光景を見せる。 それでもマテアの決意は変わらなかった。リアフがなければ、自分には破滅の未来しかない。 地上界のことを何一つ知らないマテアは、地上へ降りて早々に奴隷商人のキャラバンに囚われる。そこでマテアは初めて知ることになる。やわらかな月光によって生きる月光界人にとって、地上の太陽は熱すぎる、全身を焼き焦がすものであると。 言葉が通じず、地上人の体熱すらも彼女の体を傷つける――愕然となるマテア。奴隷として彼女が売買された相手は、しかしあの男だった。 男――レンジュは奴隷商人のキャラバンにいる彼女を見て驚く。彼女こそ、一目見た瞬間から忘れることのできなかった女性だった。 「リアフを返して! この盗人!」 マテアは激怒し、レンジュにくってかかる。しかし月光界の言葉は地上人には通じない。 「愛してくれなくていい。ただ、そばにいてくれ。俺の命が尽きるまで」 レンジュは彼女のために生きることを決める。 やがてマテアは、レンジュを殺さなくてはリアフを取り戻せないことを知る。閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-01-04 21:17ネオ・デビューネオ・デビュー2024-07-18 17:30作者のひとりごと作者のひとりごと2024-07-18 17:30
コミュニティ (0)
目次 (90)
しおり
つけとレビュー
ナイブレは完結しました。次作をご期待くださるとありがたいです。 高校時代からオリジナル小説で同人誌を作っていました。 日本ジャーナリスト専門学校の文芸創作専攻科卒。 PBWのマスターを2010年からしていますので、執筆歴はそれなりにありますが、投稿歴は少なめ。 好きなジャンルは東洋・西洋ファンタジー、SF、ホラー。 読むのが海外の翻訳小説ばかりなので、そっち系の言い回しが癖づいている気がします。閉じる
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