恋する鳥刺し
連載中·新着更新:6月 49·2025年04月29日 21:30
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あらすじ
詳細
フリーランスの歌手・三喜雄(みきお)は、小中学校で音楽を教えながら舞台に立つ「しょぼいバリトン」。歌い手として物足りなさはあるものの、安定している現状に満足していた。 半ば冷やかしで送った三喜雄のデモ音源が、全国チェーンのドーナツショップ・ドーナツマスターのCMオーディションに合格する。新商品は、ドイツのチョコレートメーカー・フォーゲルベッカー社とのコラボレーション商品で、三喜雄は録音時に、フォーゲルベッカー日本法人の最高執行責任者(COO)のノア・カレンバウアーと再会する。カレンバウアーはかつて、三喜雄のオペラデビューを祝福してくれた人物だったが、彼は三喜雄のことを覚えていない様子だった。 カレンバウアーは、三喜雄がプロとして活躍できるようあれこれ世話を焼き始める。そのことに三喜雄が戸惑うさなか、暮らしているマンションが火事になり……。 ヒューマンドラマ寄りの、ほとんど音楽小説。ラブの進行はまったりです。閉じる
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-04-29 21:30作者のひとりごと作者のひとりごと2025-02-04 21:30ネオ・デビューネオ・デビュー2025-01-29 21:30
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主に通勤時に読み書きする、常時ジャンル迷子気味の雑創作者です。自分の趣味のせいか、登場人物が歌ったり踊ったりしがちです。少しでも心に響く一節があれば幸いです。閉じる
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夏の扉が開かない
夏の扉が開かないコントラバスをたしなむ大学生の泰生(たいき)は、3回生になり通うキャンパスが変わったことを理由に、吹奏楽部を退部する。1回生の頃から親しくしていた旭陽(あさひ)との関係が拗れたことも、退部を決めた理由だったが、そのことは周囲に隠していた。 京都・伏見区のキャンパスは泰生にとって心地良く、部活はしないで卒業までのんびり過ごそうと決めていた。そんな時、学校帰りに車窓から見える商店街に興味を覚えた泰生は、途中下車して喫茶店に立ち寄る。その店でアルバイトをしている、同じ学部で管弦楽団に所属する文哉(ふみや)と知り合い、彼から管弦楽団に入部しろとぐいぐい迫られる。部活の煩わしい人間関係を避けたい気持ちと、心機一転して楽器を弾きたい気持ちの板挟みになる泰生だが……。 綺想編纂館朧様主催の物書き向け企画「文披31題」のお題に沿って、2024年7月1日から1ヶ月間かけて、毎日2000字程度の連作短編で物語を進めた実験的作品です。こちらに転載するにあたり多少手を入れましたが、ほぼ当時の書きっぱなしのままです。物語の時間の流れは、原則1話1日です。 舞台は、京阪電鉄龍谷大学深草駅(京都市伏見区)から樟葉駅(大阪府枚方市)の区間らしき場所で展開します。ほとんど京都らしくない、泥臭い目の京都南部をどうぞ。 この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは、何ら関係ありません。
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