水風船の中のしあわせ
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あらすじ
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音楽学部を卒業し留学の経験もあるが、フルーティストとは呼べないような生活を送る悠貴(ゆうき)。ある日兄の広輝(ひろき)に頼まれ、姪の有紗(ありさ)を、とある新進ピアニストのコンサートに連れて行くことになる。そのピアニスト、瑠可(るか)と悠貴は大学の同期で、かつては音楽家を目指して切磋琢磨し合う仲だった。華々しく活躍する瑠可と顔を合わせずに、ホールから去ろうとする悠貴だったが、有紗は瑠可に花を直接手渡したいと言い出す。悠貴は姪の願いを、無下にすることも出来なくなり……。 綺想編纂館 朧さまの物書き企画「文披31題」2025年バージョン。頂戴しているお題を毎話使い、連作短編の形で書き進める予定です。舞台は大阪です。 拙作『夏の扉が開かない』は同じ企画の2024年版で、昨夏完結させたものを転載しました。今年はオンタイムで連載します。毎日更新は難しいと思いますが、無謀に頑張ります!閉じる
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作品アチーブメント
作者のひとりごと作者のひとりごと2025-07-04 11:25ネオ・デビューネオ・デビュー2025-07-01 22:00創意工夫ありし者創意工夫ありし者
コミュニティ (0)
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つけとレビュー
主に通勤時に読み書きする、常時ジャンル迷子気味の雑創作者です。自分の趣味のせいか、登場人物が歌ったり踊ったりしがちです。少しでも心に響く一節があれば幸いです。閉じる
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他の作品
夏の扉が開かない
夏の扉が開かないコントラバスをたしなむ大学生の泰生(たいき)は、3回生になり通うキャンパスが変わったことを理由に、吹奏楽部を退部する。1回生の頃から親しくしていた旭陽(あさひ)との関係が拗れたことも、退部を決めた理由だったが、そのことは周囲に隠していた。 京都・伏見区のキャンパスは泰生にとって心地良く、部活はしないで卒業までのんびり過ごそうと決めていた。そんな時、学校帰りに車窓から見える商店街に興味を覚えた泰生は、途中下車して喫茶店に立ち寄る。その店でアルバイトをしている、同じ学部で管弦楽団に所属する文哉(ふみや)と知り合い、彼から管弦楽団に入部しろとぐいぐい迫られる。部活の煩わしい人間関係を避けたい気持ちと、心機一転して楽器を弾きたい気持ちの板挟みになる泰生だが……。 綺想編纂館朧様主催の物書き向け企画「文披31題」のお題に沿って、2024年7月1日から1ヶ月間かけて、毎日2000字程度の連作短編で物語を進めた実験的作品です。こちらに転載するにあたり多少手を入れましたが、ほぼ当時の書きっぱなしのままです。物語の時間の流れは、原則1話1日です。 舞台は、京阪電鉄龍谷大学深草駅(京都市伏見区)から樟葉駅(大阪府枚方市)の区間らしき場所です。ほとんど京都らしくない、泥臭い目の京都南部をどうぞ。 この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは、何ら関係ありません。
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