童ノ宮奇談【総合版】
連載中最近更新:14.永劫2025年12月17日 01:16
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あらすじ
詳細
これは呪いの物語。 そして、祝いの物語。 怪異が日常を蝕む街・童ノ宮。 そこでは、語りに選ばれた者たちが、祟りと祈りの狭間で生きている。 物語の中心にいるのは――、塚森キミカ。 怪異に見込まれ、傷つきながらも他者を思いやる優しい女子中学生。 彼女のそばには、童形の神・稚児天狗が寄り添い、静かに見守っている。 キミカの養父であり神職でもある――、塚森レイジ。 人としての情と神職としての責務の間で揺れながら、時として手を汚す役割を引き受ける。 キミカの兄のような存在――鳥羽リョウ。 千年の時を生きる人外の身でありながら施政に生き、動き、守り、キミカを支える者。 その優しさと怒りは、語りの中で最も人間的な温度を持つ。 攻撃的な外法を操る青年――塚森コウ。 冷静で皮肉屋だが、誰よりも早く怪異の気配を察知し、世の裏側で命を張る者。 怪異医学博士・柴崎ゼナは、冷徹な理性と母を併せ持ち、怪異の構造を解き明かしながらも、自らの胎に宿る命に祈りを捧げ続けている。 それぞれの語りが、短編として静かに開かれ、 やがて一つの神話へと繋がってゆく。 血まみれの恐怖。 祈りの残響。 そして、語りの器を開く者は――あなたかもしれない。 オン アロマヤ テング スマンキ ソワカ。 オン ヒラヒラ ケン ヒラケンノウ ソワカ。 【ご案内】 本作は「童ノ宮奇談」シリーズを 長編構成としてまとめた総合版 です。 今後、読みやすさのために 各話を独立した短編(1話完結版)として再掲載 する予定があります。 短編版と総合版の 内容は同一 です。 お好みに合わせて、 • まとめて読みたい方は総合版 • 1話ずつ読みたい方は短編版 をお選びください。 閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-01-19 02:07作者のひとりごと作者のひとりごと2025-04-20 13:10ネオ・デビューネオ・デビュー2025-04-02 12:13
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つけとレビュー
作家兼シナリオライター。 ゲームアプリのシナリオとか、ゆっくり動画の台本とか節操なく書かせていただいてます 富士見ファンタジア文庫「ヴァロフェス」シリーズで商業デビュー。 他の作品は「迷界のアマリリス」(HJ文庫)「流行ノ禍~ハヤリノワザワイ~」上下巻(キンドル版)「アンソロジー クトゥルーはAIの夢を見るか?」(青心社)など。 モットーはノンビリマイペース。閉じる
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