あらすじ
詳細
この国では、扱える魔法の色によって、個人の価値が決まる。 もっとも尊ばれるのは『赤』――炎や雷などの自然魔法を扱い、国の守り手である魔法騎士に必須とされる色。 貴族の令嬢リシェルは幼い頃から騎士に憧れ、魔法の才能に夢を抱いていた。 けれど魔法色判定の日、彼女に与えられた色は、人々から忌み嫌われる『黒』だった。 「黒なんて、呪いと死を呼ぶ色よ!」 「うちの家名に泥を塗った恥さらしが……!」 家の中で人目に晒されぬよう幽閉され、生涯を閉じるだけの運命。 だが、絶望の淵にいた彼女の前に現れたのは、自らを『闇の精霊』と名乗る黒いモフモフの獣。 「お前の魔法は、世界にたったひとつの“闇”だ」 その言葉を聞いてリシェルは思う。 夢を諦めるのは、まだ早い。 実家を飛び出し、名前も身分も偽って、リシェルは騎士団試験に挑む。 誰にも言えない闇の力を手にして。 閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-07-14 20:05ネオ・デビューネオ・デビュー2025-06-17 22:39作者のひとりごと作者のひとりごと
コミュニティ (0)
目次 (31)
しおり
つけとレビュー
フォロー
他の作品
ファンリスト