あらすじ
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2008年の年始、清水良助は兄の清水修司と共に海外へ出張に出かけた。しかし、現地で突発的な感染症に巻き込まれて命を落としてしまった。
清水未沙は毎晩テレビの前に座り、海の向こう側から届くニュースをじっと見つめていた。新婚の夫がほんの一瞬でも画面に映ることを願っていた。
たとえぼんやりとした横顔や遠ざかる後ろ姿でも構わない。
だが、未沙が最後に見たのは、兄の修司が抱えて帰ってきた、ひんやりとした遺影だった。
「未沙、良助は……良助はもう帰ってこない…」
その言葉を聞いた瞬間、未沙の視界は真っ暗になり、その場で倒れてしまった。空港での別れが永遠の別れになるとは、夢にも思わなかった。
目を覚ました未沙は、その後何度も自ら命を絶とうと試みる。夫のもとに行くことだけを強く願っていたが、家族はその度に気づき、未沙を止めてくれた。
そして、その晩、未沙はふと気づく。毎晩義姉と寝ていたのは、すでに死んだはずの夫、清水良助だった――。
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創意工夫ありし者2025-07-13 17:05
ネオ・デビュー2025-07-09 17:30
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