廃屋の聖女
連載中·新着更新:6 鉱山の村 ⑥·2025年08月14日 22:22
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あらすじ
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ヘレナは5歳の頃に辺境の村の農家夫婦に預けられた。捨てられたといっても差し支えない。当初は不安や寂寥感から泣きに泣いた。しかし、親がそばにいない生活があたりまえだったためか、幼さゆえに好奇心が勝《まさ》ったのか、ある日聴いた聖女の逸話に心を顫《ふる》わせ、しだいに打ち解けて、家族の一員となった。ヘレナの住む村は、王国の外れに在る貧しい地域であったが、金の鉱脈が発見されたことにより生活が一変する。それからすぐに、敵国だった帝国に村が併呑されてしまう。戦争があったわけではなく、詳しい理由は不明だ。そして領主だという貴族がやって来て、大人たちを鉱山の掘削に借り出し始めた。最初は不満があったものの、富を得る喜びに村人たちは慣れていってしまう。人の欲は留まるところを知らず、結果として病が流行し、死者の山が積み重なる。侵略されたわけではないし、迫害されたわけでも、苦痛を味わわされたわけでもない。だが、村は変貌し、ヘレナは、父、母、兄、姉を喪《うしな》った。聖女に憧れた少女の心は、いつしか絶望に染まってゆく。閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2025-08-14 15:51創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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