あらすじ
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東京を離れたあの日、金沢には雪が降っていた。 美月は携帯の電源を切り、過去との最後のつながりを断ち切った。 彼女が残したのは、一枚の結婚指輪と、油じみた枕、そして崩壊寸前の夫だけだった。 結婚の壊れゆく音は、ずっと日常の中に潜んでいた。 ――落ちない油汚れ。 ――息子がアレルギーを起こしたときの冷たい責め言葉。 ――そして、もう一緒に分け合うことのなくなった苺大福。 彼女の復讐は、静かで、しかし徹底していた。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-10-23 16:06ネオ・デビューネオ・デビュー2025-10-23 15:57作者のひとりごと作者のひとりごと
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