あらすじ
詳細
星野千夏は、くじ引きで外れたことが一度もない。 コンビニの一等賞、ショッピングモールの大抽選会、ネット抽選……全部当たり。 だがまさか、その“幸運体質”のせいで、財閥に嫁ぐことになるとは思ってもみなかった。 五億円、六か月の契約。 彼女にとっては、ただの取引のはずだった。 橘川慎司――東京屈指の財閥御曹司。 冷淡で高貴、彼女には一切干渉しない男。 「互いに干渉なしだ。六か月後に離婚する」 そう言われ、千夏はうなずいた。 どうせお金を稼ぎに来ただけなのだから。 ……けれど。 ハワイでの番組収録中、彼は彼女を腕の中にかばいながら言った。 「彼女は、俺の妻だ」 誰かが彼女を陥れようとした時、彼は低い声で警告する。 「彼女に手を出すなら、俺を敵に回す覚悟をしろ」 幼なじみが挑発すれば、彼はその場で宣言した。 「俺が愛しているのは、千夏だけだ」 契約最終日―― 彼は片膝をつき、真剣な眼差しで告げる。 「もう一度、君にプロポーズさせてほしい。今度は本気だ」 千夏——「冷淡設定はどこに行ったの?」 慎司——「君の前じゃ、もう演じきれない」閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-12-17 15:24ネオ・デビューネオ・デビュー2025-12-17 15:24作者のひとりごと作者のひとりごと
コミュニティ (0)
目次 (10)
しおり
つけとレビュー