プロポーズされると思っていた私が、幼なじみに跪く彼を最前列で見届けた夜
完結済最近更新:第30話 星を描き尽くして2026年01月14日 13:05
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あらすじ
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夏目奏音は、あの夜のことを永遠に忘れない。 東京ドーム。 五万人の歓声、スポットライトの下で、彼は片膝をついた。 彼女は息を詰め、あの言葉を待っていた―― 「結婚してくれませんか?」 けれど、彼が見つめていたのは彼女ではなかった。 五年。 四十二曲。 それは周到に仕組まれた、一つの詐欺だった。 真実が明らかになったとき、彼女は気づく。 自分は一度も、彼の人生の中に入ったことがなかったのだと。 一年後、ニューヨーク。 スマートフォンが震える。 彼からの着信。 彼女は一瞥すると、無言でマナーモードに切り替えた。 グラミーのステージで、司会者が彼女の名前を読み上げている。 ――今度こそ、 スポットライトは、正しい人のもとへと降り注いだ。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-01-14 13:05ネオ・デビューネオ・デビュー2026-01-04 16:51作者のひとりごと作者のひとりごと
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夫に三年間こき使われた専業主婦ですが、離婚を機に彼の初恋と組んで会社を立ち上げたら、なぜか彼より成功してしまいました結婚三周年の夜、夫は別の女の涙を拭っていた。 私はそのわずか二メートル先に立ち、階段から転げ落ちた。 救急車の中で意識は次第に遠のいていく。 最後に聞いたのは夫の声――電話の向こうの誰かを慰める、これまで一度も私に向けられたことのない、あまりにも優しい口調だった。 病室で目を覚ますと、窓辺に花は一輪もない。 三日後、ようやく現れた夫の第一声は―― 「さっさと退院して、家の片付けをしてくれ」 ――なるほど。 この三年間、私はただ彼にとって都合のいい道具に過ぎなかったのだ。 目覚めたのは、体だけではない。 一本のボイスレコーダーが夫の口を封じ、上品な笑みを浮かべる姑の手からは二千万を強引に取り返し、職場での締め出しも弁護士の書面で真正面から打ち破る。 そして最後に残ったのは―― 夫が二十年も忘れられなかった初恋の女と築く、不思議な共闘関係だった。 本来は敵であるはずの女が、最も信頼できるパートナーとなる。 奪われるはずだった未来が、最も輝く舞台へと変わる。 そして夫は――ようやく気づき始める。 自分が、この手で何を手放してしまったのかを。
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