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新婚5日目、夫が4人の女性とカフェにいるのを見てしまったので身を引こうとしたら、なぜか彼が跪いて引き留めてきました
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プレミアム
新婚5日目、夫が4人の女性とカフェにいるのを見てしまったので身を引こうとしたら、なぜか彼が跪いて引き留めてきました
恋愛
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結婚生活
完結済
・
最近更新:第30話 番外 一年後
・
2026年06月12日 12:05
6,213人気
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★ 2
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10.1万字
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結婚初日、彼は別の女の香水の匂いをまとって帰ってきた。 そして私に言った。 「これからもっと増える。慣れておけ」 結婚して三か月後。 私はスーツケースを持って家を出た。 エントランスにカードキーだけを置いて。 持ち帰ることもしなかった。 カードキーを見ても、彼は電話をかけてこなかった。 ただその夜、私のアパートの前に停めた車の中で四十分間座っていただけ。 上がってくることもなく。 ――私が知らないと思っていたのだろう。 でも私は、防犯カメラの記録で見ていた。 私は宮瀬柚子。 城戸財閥の御手洗隼に嫁いだ女。 「彼の私生活に干渉しないこと」 そんな婚前契約にサインし、三年間の片想いを抱えたまま、私はこの結婚を選んだ。 馬鹿だったと思う。 でも私は、失望を積み重ね続ける女じゃない。 十分に失望したら、ちゃんと去る。 そして私は去った。 ――今さら後悔しても、もう遅い。
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仕事のために健康診断書と帳簿を持ち込んだ私――三ヶ月後、雇い主一家に「御曹司の彼女」だと思われていたことが発覚しました
水野鮎、東京農大卒。 豚熱の影響で経営危機に陥った実家の養豚場を救うため、彼女は月給八十万円の高給住み込みスタッフの仕事を引き受けた。 相手は、気難しい独身御曹司。 そう思った鮎は、健康診断書、栄養士資格、三種類の献立表を用意し、完璧な仕事人として彼の家へ向かった。 彼女が持ち込んだのは、恋愛の準備ではない。 帳簿。 農業金融の資料。 養豚場改善の計画書。 仕事をするためのものだけだった。 鮎は真面目に家計簿を管理し、ネジ一本まで購入明細に記録した。 雇い主と同じ食卓につくこともなく、決められた距離を守った。 仕事内容が変わる可能性まで考え、子供の世話や高齢者介護の研修計画まで準備していた。 すべては、ただ仕事のため。 ――のはずだった。 三ヶ月後。 実家の母豚の出産に立ち会うため、鮎が辞職を告げた時。 彼女を引き止めたのは、雇い主本人ではなく、彼の友人たちだった。 「最上階の籠の鳥が逃げちゃうの?」 鮎は首を傾げる。 籠の鳥? 彼女のスーツケースの中に入っているのは、恋人との思い出ではない。 『畜産経営』 『農業金融』 そして、完成途中の養豚場改善資料。 その瞬間、彼女は初めて気づいた。 神谷光孝の周囲にいる全員が、自分を彼の期間限定の恋人だと思っていたことに。 そして――。 その事実を、本人だけが三ヶ月間何も知らなかった。
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